腰痛は自分で治す

そんなことができるくらいなら誰も好き好んで整形外科など行くもんか、と私も思う。でもアメリカのある医学会?だかでは鎮静剤の議論を通じて、どうも、そういう結論に達したらしい。

そこでは ①鎮静剤は一時的なもので、根本的な治療ではない ②(鎮静剤の施用目的の一つである)腰痛の原因は複雑で、MRIやレントゲンで悪い箇所があっても、簡単にはそれが痛みの原因だとは言えない。そこから、腰痛治療の基本は①保存治療:簡単に手術で骨を取ったりしない ②鎮静剤は他の影響があるのでやめる ③どうやれば痛い(痛くない)か、自分で試しながら、(医師任せの受け身ではなく)自分で方法を探していく、ということらしい。

ある意味、なるほどと思う。医師だけでなくリハビリやトレーナーなどの意見を聞きながら、「自分自身で積極的に治すしかない」という(医師の諦めともとれる)考えがシンプルで新鮮。確かに自然界の動物は医者には行かず、自分で治す(或いはそのまま死ぬ)。でも、できるかな?

 

ペペロンチーノのなぞ

自宅でのペペロンチーノ       すでに3割ほど消失

各種あるスパゲティの中で、値段が高いのに極端なほど量が少ないのがペペロンチーノ。ペペロンチーノにはトッピングなど殆どない。だから普通に考えたらその分、麺の量が他より多くて当然なのに、現実はその逆だ。なぜなんだろう。

他のスパゲティの数段手間がかかるから?確かにペペロンチーノ好きはこと細かに面倒くさいことを言うが、食べる方からいえば、そこまでやってるか?と逆にききたいほど「そんなに変わらない」。あの独特のオイルが高いのか?

けれどまあ美味しいからやはり食べるし、個人的には今のままでもまあまあ足りる。けれどペペロンチーノ大好きの息子だと(お店の量なら)最低3人分は必要だが、経済的理由で「遠慮」。トッピングがないぶん量が多ければ2人分で済む。あの少量はなぜだろうか。

 

スメル・ハラスメント

雲のかたちにも好みはあるだろう

スメル・ハラスメント(=スメハラ)。直訳すれば「匂いによる嫌がらせ」。汗かきの私など何と言ったら良いか分からない。歳を重ねれば「加齢臭」も増すに違いない。悪意など全くなくても「迷惑行為」になるという認識だ。

ITによる匂いチェッカーもあるそうな。それを脇の下などに近づけると「〇〇の匂い成分はこれこれ。△△洗浄がお勧め」などと教えてくれるそうだが、正直言って、余計なお世話だと言いたい。そのうち、チェッカーで指摘されたその匂いを払拭できなければ犯罪ということになるかもしれない。

しかし日本から一歩出れば、世界はむせ返る匂いで溢れているし、それが世界というものに肌で触れる第一歩だろう。スパイスの香りのしないカレー、味噌の匂いのない味噌汁で良いのだろうか。母親はあかちゃんの肌や便の匂いに敏感になる。無臭の世界に慣れてしまうことは、生存的にも危険ですらある。