三角形、四角形、円

三角形、四角形、円

色々と試行錯誤しているが、ゴールがあるわけではない。ひとつひとつ技術的な課題をクリアし、さらに新たなヒントを発見する、純技術的な試み。

毎回毎回新しい試みをするわけてはない。一度できても、それがまぐれということもある。一度現れた効果を何度も再現できることも、とても重要なことだ。技術に頼る絵はつまらないが、技術がなければ発想さえできない(こともある)とクレーも言っている通り。

 

秋の風

風–3つのおうぎ形          習作

久しぶりに深い眠りを感じた。それを破ったのは、やはり腰痛。鋭い痛みがしばらく続いたあと、すっと痛みが和らいで二度寝。

秋の風だ。窓を開けてすぐ「あ、秋だ」と声に出した。何だか少し嬉しい。そのあと、たくさんの用事を思い出した。

 

「漢文法基礎」を読む

「2つの三角形」       習作

加地伸行氏の「漢文法基礎」は、20年ほど前にZ会という大手受験指導塾から出された、受験参考書だ。読んだことがある人も結構いるだろう。それが文庫版になっているので読んでみた。

なぜ今頃?しかも、なぜ漢文法?確かに。自分でもそう思って一瞬買うのを躊躇したのを思い出した。文庫とはいえ、約600ページの分厚さ。しかも理系出身かつ文学方面には何の素養もない私が、さらに何の必要性もないのに、本当に読む?もちろん、どこか老年受験してみようという酔狂などあるわけない。

けれど買ってしまった。実は一年以上前のこと。正直、私の古典、漢文の知識は(今も)中学生どまり。返り点があればその下を先に読む、位しか知識がなかった。難関大学の文系を目指そうという人まで対象にした参考書だから、ちんぷんかんぷんは当然。睡眠薬がわりに最低1年間は使った。

だが根気の良いのだけは私の取り柄。放り投げずにやっと最近読み終わった。変な話だが、読み終わって、なぜこの本を買う気になったのか、少しわかった気がする(内容には全然ついていけなかった(^_^;) 。そのかわり、良い本を選んだ選択眼にはちょっとだけ満足した(人を見る目がないのは昨日書いた)。

いま2度目を読んでいる。今度は少しは内容も理解したい(読み終わるのはまた1年以上先になりそうだが)。これから先も、漢文の試験を受けてみたいなどとは絶対に思わないが。