ワタリガニの習作

「ワタリガニ」の習作

蟹を描くのは難しい。生きているのを見ることがなかなか難しいからだ。海底の砂の上にいるという想像で描いてみるけれど、そもそも脚がこんなふうに伸びていては歩けるはずもない。腹が砂に接触しているはずもない。

蟹と言えば、わたしたちは食べ物だと思っている。けれど、もし海の中で巨大な蟹に遭遇したら、このハサミはかなり恐ろしい、凶器のように見えるに違いない。でもまあ、たぶん襲ってはこない。横にしか進めない奴が、素早く動く相手を捕まえられるのは無理だろう。蟹は海の掃除屋、死んだ魚とか貝とか、大体そんなものを食べている。もちろん獲物が動けなければ、生きていても食べるとは思うけれど。

自分の時間を大切に

明日はアメリカ大統領選挙の結果が分かる日。アメリカの一部の若い人たちには「どちらにも入れたくない」「不毛の選択」という気分があるようだ。第3の候補も初めはいたが、トランプ氏の差し出した条件に喜んで、さっさと支持者に回ってしまった。もっとも、その候補は若者に全く不人気だったのだが。

毎日ダラダラとくだらないことで忙しい。いろんなことで自分の時間を少しずつ削られ、少しずつ疲れていく。残り少なくなってきた自分の時間を、もっともっと大事にしよう。それが最優先。他人に愛想使っても、自分の時間が増えるわけではない、どころかその分やっぱり削られていく。憎まれるくらいがちょうど良さそうだ。