デモンストレーション

デモンストレーション
油彩にしてみた

昨日はMの会、今年の最終日。ほとんどの人が継続中か、一段落ついたところ。きっと、ホッと油断しているだろうと思って、デモをやることにした。それに毎回口で絵を描くだけなのもフラストレーションが溜まる。

アクリルで1時間ちょっとで描いてみた(上)。実物を見ながら描くのは単純に技術的な訓練。若い頃は目の前に物を置いて、毎日何時間も描いていた時期がある。やることがなくて暇だったからだが、どことなくそれが身にしみついていて、描き始めると懐かしい感じがして、つい夢中になる。自宅に帰ってから、もう一度箱の静物を取り出したが、続けて描こうなんて考えてなかったから、中味はかなり動いてしまった。光線条件も全然違うが、止めればそれきりだと考え直して、ついでに久しぶりに油彩に切り替えてみた。

風景画の試み

宮代風景

水彩画への、私にとっての新しいアプローチ。簡単なことなのに、なかなか第一歩を踏み出せなかった。鉛筆を一切使わず、絵の具が乾かないうちにどんどん描いていく。それだけが条件。面白い結果になりそうな気がする。

しかも、私には実際、こんな風に見えているように思える。明るさと色、ぼんやりしたかたち。これを油彩でもテンペラでもやり、人物画でも静物画でもやる。でも、水彩の方が何となく肌に合うというか、可能性が大きいような気がする。

年頭の誓い

交叉する影(スケッチ)

そろそろ数え日の時期になってしまった。一年の終わりころになって、やっと年初の誓いを思い出すなんて、誓い違いも甚だしい。

今年は「自分らしい風景画」を1枚は描くぞ。そんな誓いを密かに立てていたが、いつのまにか「描きたい」という願いにすり替わっていた。「願い」では弱い。「誓い違い」であっても、やはり、誓いでなくっちゃ。「来年やろう、来年」。そうやって何年も、何年も持ち越してきた「誓い」や「願い」が積み重なり、その重みでもう胸が押しつぶされかかっている。

年末になると、いつもそんな「出来なかったこと」のオンパレード。私の、ペースメーカーに守られたハートもチキン、チキンと痛む。来年は頑張るけど、その前に今年の残りはどうする??大臣、高級官僚並みの記憶喪失症に、私もなりたいな。