やったぜ、ベイビー!?

「にわとり型のバスケットとポットを制作中」

先日、「がっかり記事」を書いた、件(くだん)の動画「玉子入れの篭とポット」(水彩)をYouTubeにアップロードできた!

だから?フツウ! 慣れた人なら朝飯前のことなのは解っているが、わたしなりには数年越しの大成果なのだ。YouTubeの「青いカモメの絵画教室」で検索すると見られます。ぜひ、観てやってくださいな。

わたしも、何人ものいわゆるYouTuber をフォローしているが、その中には1日に5本もアップする画家もいる。しかも内容が薄っぺらいわけではなく、むしろしっかり描き、説明もよどみなく、冗談も上手で楽しい。長さも平均20~30分前後だから実際はその何倍もかかっているはず。そのぶん編集作業にも時間が必要で、そのうえ現役の大学教授だったりするからそちらの仕事も当然ある。大学での講義内容とビデオ製作とを兼ね、たまには学生に手伝ってもらうこともあるかもしれないが、それにしても時間配分、作業効率化へどんな工夫が凝らされているのか想像もできない。

YouTube「青いカモメの絵画教室」を始めて半年経った。いくつか短いものを動画製作の練習を主目的にアップしているが、やっと動画らしい格好になったのは今回が初めて。「半年で1本」だ。聞くところによると、平均的?YouTuber のあいだでは「少なくとも毎週1本」が目標らしい。わたしの現状では、一周年までの残り半年で2本作れれば上出来だろうか。めげずに「継続は力」と、(この瞬間は)わたしにしては珍しく根性主義である。

失敗がマイ・ウェイ

若い人(水彩スケッチ)

水彩スケッチをしながら(今回はカメラで)ビデオ撮影。途中でディスプレイを見るとちゃんと動いている。「しめしめ、今度は上手くいくぞ」。スケッチ終了とほぼ同時にバッテリーゼロ。危なかったがとりあえず動画は撮れた。ヤッホー。

帰宅してビデオを見てみる。確かに一応観られる。けれど、なんだかぼわんとしている。ピント合ってないじゃん!

もちろんピント合わせはしたつもりだったが、斜め上からの撮影だし、ピント合わせの状態では紙はただ真っ白で、ポイントになるものは何もない。中央に一本、線を描いて、それにピントを合わせる、途中でも、カメラを三脚から下ろして再度ピント確認するべきだと感じていたのに、セット全体のズレを恐れてそうしなかった。そもそも使っているカメラの様々な機能、メニューがよく解っていないうえ、扱い方にも不慣れだ。まだまだ失敗と反省を繰り返し、積み重ねていく実践以外に上達の方法はなさそうだ。

撮影に気をとられ、肝心のスケッチが心もとない。顔も全然似ていない。実際のモデルさんの方がはるかに若々しい美人である。なんたってまだ19歳。描いていると、自分もいくらか若くなってくるような気がするから不思議だ。もうちょっと失敗する時間があるように思えてくる。

アップロードできない!

玉子入れとポット

たとえば「水彩画の色の着け方」なんて、それぞれ好きに塗ればいいだけのことなのだが、誰かの、何かの参考にしたい人は非常に多いらしく、YouTubeを見ればそれが一目瞭然。こんな描き方しているよ、とアップロードして、それが人気になるとそれだけで生活ができる、どころか大金持ちになる人もいるのだそうな。

「大金持ち」も羨ましいが、それより今はそんなに簡単に(そう見える)アップロードできる、その「動画制作のノウハウ」に長けているのが、まずは羨ましい。

「スマートフォンだけでも簡単にYouTubeにアップできる」という言葉につられ、そして実際にそういうものも見ているから、とうとうわたしもやってみようと挑戦した。じつはすでに何度かチャレンジし、その都度失敗という経験の結果、上の絵の制作を動画で撮ることがなんとかできた。それをまる2日かかって、ipadで編集。サムネイルと呼ばれる見出し画面も作り、ナレーション、BGM、テロップも入れ、動画が完成。やったー!さあ、YouTubeにアップだ!

ところが、アップできない。動画は完成している。なぜだ?―結局「立派」過ぎたらしい。23分22秒。2ギガを少し超える、このサイズが大き過ぎるらしい、としか考えられない。お祭りの一場面を映して、YouTubeにその場でアップ―そんな使い方が想定されているのだろうとは思っていたが、まさかアップできないとは想像外。iPhone, iPad の限界なのだろう。残念ながら自分一人しか観ることのできない、幻の動画公開となりました(がっかり)。次回こそ、ご期待くださいませ。