生きていることが美しい

「Kさん」  アキーラ、変10

絵画教室でのモデルスケッチ、続きます。映像で見るのもいいけど、生きて、呼吸をして、時に笑ったりする「生身の人間」は美しい。それは彼女が美貌だからではなく(実際、美貌なのですが)、何より彼女自身が「(自身の)希望を持って」生き生きしていることの方に力点があります。

数年後、美術の先生として働く希望を持って、大学で勉強中です。モデルをやってみるのも単なるアルバイトというだけでなく、自身の将来への、一つの経験としてやってくれているのだと感じます。もちろんわたしたちも、それを応援しつつ、彼女の学びに繋がって、別の何かを学ぼうとしています。

それに応えるタッチで描いているつもり、ですが。

モデル・スケッチ2

彼女はダブダブのゆるい服装が好きなようだ。スポーツは好き(特にスキー)らしいから、運動するときはそれなりの服装、そういえば一度ゆるいトレパンで来た時があったなあ、やっぱり楽な服装が好きなようだ。

描きやすいモデルさんと、そうでないモデルさんがいるという話を、(昔は)何度か聞いた。わたし自身はヌードも含め、少なくともかたちの上で、描きにくい人がいるとか感じたことはない。一度、黒人のモデルさんを描いたことがある。暗い肌色なので、そこに落ちる陰影と判別できなくて困ったことがある。「描きやすさ」とは、そういうことを言ってたのだろうか。人種差別とかではなく、単純な明暗識別の問題。

「描きにくい」というのとはちょっと違うが、モデルさんはじっと坐っているだけなので、眠くなることがある。特にお昼ご飯のあと。実際上、眠そうなモデルさんは困る。絵も眠ってしまうから。
 そんなとき、ちょっと立ち上がったり、深呼吸などして、眠気覚ましをしていいと、モデルさんには伝えてある。かのセザンヌ大先生は、じっとしていないモデルに腹を立て「リンゴは動かない!」と言ったというエピソードがある。わたしは、モデルさんだって生きている以上、微妙に動く方が自然だと思っているので、そういうことは言わない。ただ「動かないで」と言う。同じですかね?

彼女は動かない。身体の芯がしっかりしているのだろう。
 不思議なことに、外国人のモデル(特に西欧系)のモデルさんはじっとしていることが(日本人のようには)できないようだ。日本人なら、ただ坐っているだけの楽なポーズをとらせても、10分もしないうちにギブアップのアピールをする。
 反面、ダンスのような繰り返しの動きはとても気持いいらしい。日本人はむしろそんなふうに動き続ける方が逆に苦痛らしい(何度か同じ動作を繰り返してもらったことがある)。筋肉か何かが違うんでしょうかね。

モデルさんを描く

           「モデルさんスケッチ」(部分)  水彩

久しぶりにモデルさんを描く。しばらくやってないので、前々日くらいにちょっと練習した。

練習したからといって描き方などはそう変わるわけではないが、線の流れに目がついていくように慣らすことが必要。しばらくやらないと、眼が部分部分で止まってしまう。線というのは上から下へある程度流れないと、ごつごつと各部がぶつかり合って、全体が一つも人体に見えてこないもの。