市田柿

      「市田柿」  水彩

人から頂いて、久しぶりに干し柿を食べた。しょっちゅうスーパーなどへ買い物へ行く人なら目につくかもしれないが、家にばかりいると、干し柿という発想自体が記憶の奥の方に沈んでしまい、なにかのきっかけがない限り表層へ浮かんでこない。

市田柿は長野県の旧市田村(現在の高森町)で盛んに生産されたのでこの名がある、と解説にある。高森町へは何度か行ったことがあり、この一帯の干し柿が有名だと聞いたが、そこで見たり食べたりした記憶はない。紡錘形の、小ぶりだがもっちりした種類の柿。さすが歴史を越えてきただけあって、しっかりした歯応えのある、深い味の美味い干し柿だ。見た目もとても美しい。

描いてみると、そのデリケートさが予想通りの難しさ。ヘタも小さく切り取ってあるので、目立つポイントも少なく、ごまかしが利かない。「実力勝負」を挑まれた、という感じのスケッチで、完敗である。

投稿者:

Takashi

Takashi の個人ブログ。絵のことだけでなく、日々思うこと、感じることを、思いつくままに書いています。このブログは3代目。はじめからだと20年を越えます。 2023年1月1日から、とりあえず奇数日に書くことだけ決めました。今後の方向性その他のことはぽつぽつ考えて行くつもりです。

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