「朝のスケッチ」から-ペンの種類

          「朝のスケッチ」  ペン

ペン・スケッチといっても、わたしの愛用するペンは「フェルトペン」。ペン先を付け替えてインク瓶に突っ込むタイプの「古典的な」ペンでもないし、世界中でもっとも多く使われているボールペンでもない。

大した考えもなくこの3つを挙げてみたが、これらのペンの差は、実はとても大きいことにあらためて驚いた。デジタルのペンも使うが、ここでは省略する。

①ペン先をインク瓶に突っ込んで描くタイプは、要するにインク溶液を「滴らせる」タイプ。これが、もっともアーティティックかも。ペン先は自分で作ってもいいよね。
②フェルトペン:インクを布(フェルト)に染みこませ、その布を擦りつけるタイプ。マーカーのようなもんだね。
③ボールペン:回転するボールの表面にインクを(重力で)押し出し、ボールの回転とそ     の圧力でインクを紙に圧着する、かなり「工業的」タイプ。自作?困難ですね。

このうち、いちばん「曖昧」なのが②のフェルトペン。「染みる」って、周辺がごく微妙に「滲んでいる」んだよね。その曖昧さが好き、ということかな。