ギタリストの「背景」

「ギタリスト」 水彩
抽象的だが、どこか具体物があるような、そんな気分をつくる
場面右下「版画のような」材質感もあったりする

どんな背景でもこの絵には可能だが、このやや抽象的な背景のつけ方は “万能” だ、といっておこう。ベストであることは難しいが、安定してベターな背景を作ることができる、というオロナイン軟膏のような意味において。バリエーションもほぼ無限。

難しいテクニックは一つもないが、良くも悪くもその人のセンスしだい。そして、マンネリになりやすい、限りなく。でも、「マンネリ」は必ずしもも悪いことではない。というより、ある種のマンネリを越えたところにしか創造はない、とむかし誰かがわたしに教えてくれた。