“苦行” のご褒美

スズメバチが蝉を食べていた
ミンミンゼミが好きだ
珊瑚樹

ウォーキングすると、いろんなものを見る。暑い中(昨日8/24 埼玉県久喜市で最高気温38.6℃。わが町にはアメダスの観測点がないので、ここが参考地点になっているようだ。ちなみに友人の画家の棲む鳩山町は39.4℃で昨日の全国最高気温。ちなみに8月5日は41.8℃と、群馬県伊勢崎市が日本最高気温を更新した日、同アメダスでも39.9℃だった!)、ウォーキングする午後4時半近くになっても、まだ35℃とか36℃とかというのは、とてもとても億劫だが、「夏が終わったら歩けなくなっていた」とならないよう、ある意味自分との戦いのような気分で歩く。それだからか、きれいな風景や面白いものに出合うと、大きなご褒美をもらったような有り難い気持ちになる。

動画はスズメバチが蝉を食べているところ。スズメバチが蝉を襲ったのかどうかまでは判らないが、おそらくすでに地上に落ちていたのを食べていたのだろう。東京の知人が、蝉を食べたことがある、当時は食べる子もたくさんいた、と聞いて驚いたことがあるが、あの体はたしかに肉のかたまりであることは間違いない(戦時中とかではありませんよ)。
 あるとき、わたしが食べていたイチジクにスズメバチが飛んできて、目の前でシャリシャリと音を立てて食べ始めたので、それを接写で撮影したことがある。スズメバチの群れがアシナガバチの巣を襲って、巣ごとバリバリと音を立てて食べているシーンも目の前で見たことがある。スズメバチは主に肉食性と言われているが、花の蜜なども採る雑食性でもあるらしい。

ミンミンゼミの声はよく聞くが、わりと目につかない蝉のひとつ。どちらかというと、木の高い方を好むからだと思う。わりと大型の蝉で、透明な翅が美しい。鳴く時の、頭を高く上げた姿勢がわたしは好きだ。緑がかった色彩も美しい、宝石のような蝉。下の木の実は「珊瑚樹・さんごじゅ」。実は熟すと黒くなる。毒はないが食べても美味しくはなさそう。

真っ黒で大きいカワトンボも、涼しい木陰では多く見るようになった。このトンボも大好きである(7/17の記事「強風のあと」に写真あり)。暑い中での “苦行” ウォーキングもこうやってみると、案外まんざらでもないような気がしてくる。