接点

「オウムガイ、酒器とシンビジウム」   水彩 F6

ここしばらく、YouTubeにビデオをアップしていなかったことは先日言いました。忙しかったのもあったけど、それ以上にヤル気が起きなかったからだ、ということも書きました。でも、水彩は続けていたんです。

教室もあったから当然と言えば当然なんですが、こっちの方はやる気があったんです。ですから、「何にもする気がしなかった」というのは、ちょっとオーバーでした。

なんで水彩にヤル気が出たかというと、「夕焼け」を描いたことがキッカケです。水彩ではグラデーションと滲みが一番水彩らしいと感じられている、と思う。じゃあ、何が何でもできるようにならなくちゃダメじゃん!そう考えてやってみると、「自分が思うほどには」うまくできないんだ。100%、いつでも完ぺきなグラデーション、滲みができるようになるにはどうしたらいいかな、なんて考えたら、ついつい連作することになったというわけです。

そいで、グラデーションと滲みをテーマのひとつにした動画「夕焼けを描くー水彩」を制作してみたんです。やってみて、グラデーションと滲みが “ヘッタクソー” だと自覚をさらにあらたにしました。水彩でも油彩でも、細かく描くことはいくらでもできるが、コントロールの効きにくい滲みこそテーマだ、と目下の課題にしました。そして、これを油彩的にはどう展開できるか、ということも考え始めたら、とりあえず無気力状態でいられなくなってきたように思うんです。無気力が悪いと言ってるわけではないんですけどね。

仏滅

        「夏の池」  水彩、F6

仏滅とは「仏の居ない日」という意味らしい。人々を救済することに忙しい仏にも、人間並みに休息日が必要だということでしょう。だから、その日は衆生はそれぞれ自分自身で身を護りなさい、と。

わたしは仏教徒、ではない。仏壇もないし、お盆だからと言って実家に帰り墓参りすることも面倒がってしない。まあ、無宗教と言うのが一番近い。でも、何か悪いことがあると「今日は仏滅かな」と、その時だけは頭に浮かぶ。昨日も仏滅だった。

一日中嫌な感じ、というより昨夜から何度も何度も思い出して、よく眠れなかった。一夜明けて今日は大安。大安なら逆に何かいいことがあってもよさそうなものだが、こちらは普段はあまり気にかけない。我ながら現金なものである。

午後から教室の人の絵を見て、自分でもちょっとだけ絵を描いた。絵を見たり、描いたり。やっぱり、これ以上の気分転換はない。大安である。

50 日ぶりにアップしました!

7月21日(日)7:00にアップしました

5月30日以来、50日ぶりにアップロードしました。途中で、もう何度もYouTube 止めようと思いながらも、「やめてどうする?」との間で揺れながらなんとか漕ぎつけました。

この動画の撮影は7月7日(日)。まる2週間でアップ。わたしの生活サイクルは2週間で回っているから、毎回このペースで出来ないことはないわけだ。

なぜ50日間もビデオ製作しなかったのか。忙しいことは忙しかったし、キーボードが壊れたりのトラブルもあるにはあったけれど、本当の理由はモチベーションが保てなかったこと。YouTubeにも希望がないわけではないが、現実のものとして捉えられない。もろもろのことを考えているうちに、諦めの気持の方が強くなってしまった。
 自分のチャンネルを見るのも嫌になり、視聴回数も三分の一に減った。もう、どうでもよくなってさらに遠ざかった。

ちゃんとした絵を描かなくっちゃ。そのために今、この瞬間に何をすればいいのか。いつもの堂々巡りをしているうに、うっすらとお腹に脂肪がつくように、ビデオへの気持ちも戻ってきた。長い休みで、チャンネルを廃止したと思った視聴者の方もいるに違いない。休みが必要だった。