試作

試作1
試作2
眼の周辺

昨日の試作2点。同じモデルさん。上はかなりラフに描いたものに、あとでオイルパステルなどを使って簡単な背景をつけてみた。下は意識してグラデーションなど使い、若干丁寧に描いたもの。

顔の向きも雰囲気も異なるので、一概に比べることはできないが、大きなタッチ(筆触)でザザッと描いた試作1の方が、なんだか伸び伸びしているように見えないだろうか。

実は、一番下の写真を見れば想像できるように、試作2は細かいところに少し細めの筆を使っている。試作1では一本の太い筆だけ、試作2は二本の筆というわけ。筆を使い分けるくらいだから、当然色の重なりにも気を遣うことになる。「眼の周辺」に何度も薄い層が重なっているのが見えている。

水彩は「紙の白さが一番大事な色」とも言われる。試作1ではそれが生かされている、ということになるのだろうか。2は逆光表現だからやむを得ないが、それだけ難易度が高く、かつ生き生きした感じが出しにくい、一般的に言えばあまり美味しくない視点だといえる。試作してみるといろいろなことが分かる。

やっとこさ

今日、12時55分配信

やっとこさ、配信できました。一ヶ月以上かかってしまいました。そのぶん作り込んだというわけでもなく、むしろミスばっかり見えて、自分でも情けない。

最初は一週間もあれば、十分な時間だと思っていた。単純に「スケッチを楽しみましたあ」という動画でいいと思っていたから。編集し始めると「鉛筆の持ち方」だの「地平線の探し方」、「遠近法」等の補足説明が必要に思えてきて、別ビデオを作ったり、参考作品(写真)を探したり、一本の完全版のイメージに向かうようになってしまった。

タイトルの通り、素直にそれだけやればいいし、見る方だってそんな余分のことまで挿入されるのは迷惑する。なのに、この無駄な“完璧主義?”は、我ながら、自家中毒なのではないかと思ってしまう。そちらは「ロングバージョン」としてそのままビデオにした。公表する機会はないかも知れないが、自分の愚を見るためにも保存しておいた(ため息)。

次は人物画を特集していこうかな

「オルガ‐青」 テンペラ、ミックストメディア  2006

久しぶりの雨のような気がする(一週間ほど前にも降ったけど)。今日は一日中集中してビデオ編集。先月のスケッチ会でのビデオです。1ヶ月もかかってやっとクリップ編集だけ終わった。なんでこんなに時間かかったんだろう。明日はBGMをつけて、当日中にアップロードする予定。

1ヶ月もかかってしまうと、ペースがメタメタに崩れて、モチベーションも編集中のテンションもガタ落ちになってしまう。確かにこの一ヶ月は、前半は腰痛で外出もままならなかったし、いろいろ精神的ストレスも小さくなかったからなあ。

これが終わったら、しばらく人物画のビデオを作るつもり。先週からモデルさんなどの写真資料を引っ張り出して、水彩での練習を開始。その過程で、ロシア正教会の衣装(民族衣装と言ってたが)を着たオルガさんを描いた絵の写真が出てきた(上。ちなみに衣装の青はわたしの創作です)。テンペラと何かをミックスしたとデータにある。何をミックスしたかまではもう忘れたけれど、何点か集中して描いたことは覚えているし、現物もまだ1、2点はどこかに眠っているはずだ。懐かしい。