崖の習作

習作

崖(がけ)のイメージ。でコップの上半分が溶けて崖になっているよう。崖のイメージはもう40年もの間、時々だが繰り返し出て来る。(自分でも本当はよく解らないが)たぶん岬、断崖のイメージだと思う。

子どもの頃、家の前は砂浜だった(今も)。でも、水平線の右、左とも岬が突き出ていて、いずれも断崖絶壁。特に30km先にうっすらと見える、左側の岬は高さ300mを超えていて、近くに寄ることさえ危険な場所だ(私の大好きな所だが)。

あるいは滑りっこして遊んだ崖のイメージかも知れない。せいぜい十数mの泥の崖。そこに風のために低くねじくれた這松が生え、その上を手頃な板に乗って滑り落ちていく。毎日のように近所の子どもたちと擦り傷を見せ合っては笑いこけていた。崖を見るといつも親しい気持になるが、そのイメージも重なっているのかも知れない。

 

投稿者:

Takashi

Takashi の個人ブログ。絵のことだけでなく、日々思うこと、感じることを、思いつくままに書いています。このブログは3代目。はじめからだと20年を越えます。 2023年1月1日から、とりあえず奇数日に書くことだけ決めました。今後の方向性その他のことはぽつぽつ考えて行くつもりです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です