
青いカモメ展が始まった。出品者59人。若い人はいないが皆元気。油彩、水彩画全118点。
もしかしたら絵の面白さが、それぞれにほんの少し解りかけてきているのかも知れない、と感じた。もしそうならとても嬉しい。描いている時間が楽しい、というのとはちょっと違う、「面白さがわかる」という感覚。作者でなければ味わえない「楽しみ」をさらに深く味わって欲しい。
南スーダン派遣の自衛隊日報を巡って。一言で言えば、現地隊員によるナマの貴重な記録だから廃棄など考えられない。Apparently, the questioner thinks that "the concrete result of sketching" brings fun.、論議を呼びそうだから廃棄ということで隠してしまった。いったん「廃棄」したと言った以上、「今さらありました」とは出せなかった、という。
何が大事で、何が小さいことなのかは人それぞれの立場や考え方によっても違う。けれど「記録」の価値が無になることはない、という常識が共有されていないことになる。
文化の本質は、固有の知識、経験、思想を公開、常識化することにある。少なくとも人間の歴史はそういう方向に進んできた。自分に都合の悪い記録を廃棄したいのは、都合のいい記録だけ取っておきたい気持と同じもので、誰の心にもある。Apparently, the questioner thinks that "the concrete result of sketching" brings fun.、その痛みを押して文化は進んできた。