一杯の水 / Change by a cup of water 一杯の水を飲むだだけで私たちの考え方は変わる。ダイエットや健康サプリの話ではなく、暑い日に冷たい水を飲めば「おいしい」と感じるというだけの、当たり前の話。 もちろんご飯を食べても変わるし、何をしても(しなくても)変わる。さらに縮めていえば、私たちは瞬間ごとに変化し続けている、という誰もが納得する話。 なのに、一方で「ブレない」「一徹」、「優柔不断」。さっきまでの「納得」がどこかへ消えてしまった。こんなに急に(往往にして「矛盾」)変化するのが私たちだと知っておくことは悪いことではない。
顔認証は一つの始まり ごく近いうちに日本への入国審査に、ITによる「顔認証」を導入するらしい。顔以外にも指紋、(目の)虹彩など各種の生体認証があるが、顔認証は遠距離、同時多数でも見分け可能など、既に汎用されつつある。 入国審査だけでなく、国内においてもいずれあらゆる場面で私たちの顔は生まれた時から常時誰かに把握されることになる。テロリストかどうかに関わりなく、「未知の人間」の存在そのものが許されなくなる。 顔の次は「思想認証」と、どんどん人間の中身を検証、認証することになるし、可能になる。ITが感情をもつことなど無いが、人間自身が感情と反応を区別出来なくなることは間違いない。