ただいまの制作-8 / New job-8 浮かぶ男 Floating man 下北へ来て18日目。今は120号3点を並べて制作している。そのうちの1点。ほぼ仕上がりに近い状態。 下北には3つの、それぞれかなり異なった顔を持つ海がある。太平洋、津軽海峡、陸奥湾だ。浮かぶ男はそのどれかに浮かんでいるのだろうか。それとも全く別の海にいるのだろうか。
砂鉄 / Iron sand 砂鉄 Iron sand Most japanese people don’t know that Shimokita is very rich area in Iron. Bluish sand is Iron in Photo. Walking on the sand in summer is like torture by standing on heated iron plate. 下北半島には豊富な砂鉄が眠っている。かつて製鉄所建設の計画さえあったほどだ。写真ではやや青みがかって見えるのが砂鉄。夏の陽に炙られた砂鉄の上を裸足で歩くのは、熱い鉄板の上を歩く拷問のようなものだった。
台風、過ぎる 台風、過ぎる 午後5時前、台風が過ぎた。台風が去る直前、直後の5分間の違いは劇的だ。吹き荒れていた雨や風がピタリと止み、青空が見えたと思うと急に日が差してくる。潮の満ち初め、貝や蟹などが湧き出てくるように、人も動き始める。 台風の大きさを考えると、この5分間の変化は台風の進行速度が非常に早かったことを示している。