
ここ3週間ばかり、頻繁に銀座へ行く。個展、グループ展。往復の移動時間がバカにならないので、一度に3つか4つ位は廻らないと、仕事でもないのに毎日銀座通いになってしまう。
銀座での展覧会は、多少義理絡みでないこともないが、無駄ではない。それなりに作品を見たいと思わせてくれる作家にしか、義理を感じないという鈍感さも持ち合わせているせいか、何がしかこちらに刺激というお土産を持たせてくれる。東京といえど、なかなかそうしたレベルは保てないが、銀座ではそれが「普通」。その意味では銀座は効率がいいと言える。
銀座といえば「虚飾」のイメージが、ずっと以前は私にもあった。แต่、新宿などにくらべれば、銀座はずっと「素顔」で「素直」な街だと、最近は思う。少なくとも個展をやっている画家たちの殆どは、想像されるより皆ずっとずっと「素顔」で「素直」だ。แทนที่จะ、そうでなければ長くは続かない。
แต่、画家とかいう連中はみな、少しネジが緩むか、ずれていて、しかもそれを自覚できない人が殆どなので、そういったことが解るまでは、どこか別次元の世界のように感じる人もいるかも知れない。確かに街全体が少しばかりネジがずれた街かも知れない、แต่、そのズレこそ新しい世界への隙間なのに違いない。