ナース・コール

ナースコール
ナースコール

昼間はあまり気づかないが夜になるとナースコールがよく聞こえてくる私も必要に迫られ何度かコールした夜は看護師の人数も少ないので対応にも時間がかかりそれだけコール音が長引くせいでもあるだろう

処置をしながら「ナースコールが凄い!」と思わず呟く看護師さん敏感になっているから処置に時間がかかる時など時には針のむしろに座らされている気分になることもあると想像する

夜勤だから当然徹夜だ(ろう)自分の仕事や趣味に熱中しての徹夜と違いいつどんな状況になるか分からない緊張感を持続するのは大変だと思うが翌朝もケラケラ笑っていたりする私などにはとても無理だが仲間がいるから頑張れるという側面もあるに違いない一人での夜勤ならきっとノイローゼになる

画家や小説家にもそれぞれ仲間はいるが同時に同じ場所で仕事をするという意味での仲間はいない常に一人もしナースコールしたくなっても担当はいつも自分自身しかいない毎日

ナースコールが当日のチームに緊張を強いる反面全員が分担し合っているという意識を高める連帯コールでもあるように思う

 

医療者目線

傷の様子 (手前はモニター)
傷の様子 (手前はモニター)

点滴がうまく入らないこれまでは太い針でもちゃんと出来ていたのに細い採血針にしたら(容易になった筈なのに)出来ないという

2人が2回ずつ失敗し3人目のベテランが2度目で入れた先の2人は単純な技術不足ベテランは一発で痛みもなく入れたそこまでは良かった安心して休もうと毛布かけなど動いたので針がズレ皮下注射になってしまった次第に痛みが出皮膚も膨れてくる

戻ってきたベテランは動いたアンタが悪いと言わんばかりの不服顔こちらも何度やり直せば済むのかという気分今度は右腕にやると言う手術後で左腕はあまり動かすなという指示なのに右腕では何かあっても困るといったら左腕にはもう刺すところがないという「たった30分我慢出来ないの?」その言い方が医療者目線そのものだと思う

1回目うまくいった時「30分動かさないで下さい」と言えばそれでうまくいった筈医療者なら動かさないのが常識でも患者にはそうとは限らないまして直前までの点滴では手を動かすのは自由だった点滴の仕方が変わりますと事前に聞いていたからそこまでは共有されていた筈だ

患者目線に立てば「(これまでのと違って)30分ほど動かさないで下さい」の一言が重要だ「患者目線」「消費者目線」と簡単に言うが意識を変えるのは容易ではないこのあと点滴液が無くなり(普通は点滴液が無くなる前に来る)ナースコールをしても暫く誰も来なかったもしふてくされたのだとすればもう医療以前の精神レベルだという他はない

まだ半分は夢のようだ

病院から。雪が残っている
病院から雪が残っている

昨日の雪が残っているニュースを見てないが11月の雪としては記録に残る程のものらしい

ペースメーカー埋込の手術から半日経った傷口の痛みは(動かさない限り)ほぼ気にならない看護師の中にも動かしても良いという人と動かさない方がいいという人とがいる肝心の医師は自分の切った傷の心配はするがペースメーカーやケアについては提供メーカーまかせという感じがする

医師も風邪気味と分かっていて手術したのに風邪の心配は全然してくれないお陰で激しい頭痛と鼻水咳で一晩中ほとんど眠れなかった風邪で死ぬことはないだろうって感じか

火曜日までは手術を要するほど心臓が悪いなど健康診断でも聞いたことがなかった寧ろ良い数字ですと言われるほどだったそれが一転して入院しかも2日目でペースメーカーの埋込手術「あまり時間的余裕がない」「意識喪失場合によってはそのまま心停止もあり得る」ってなに?夢かと思っても不思議はないでしょう?早まった手術をしてしまったのでは?と手術後でも心に残っていた

埋め込まれたペースメーカーからのデータをチェックしてもらうと「ペースメーカーを入れてないとそういうことがあり得るというデータが出てます」と言う早まったわけではなさそうだがまだ信じられない気持が残っている