私の知らないうちに彼女はライトも何種類か買っていた。そのうち電池の要らない手回しライトは試用中に壊れたし、ごく普通の手提げライトは何度か押しているうちにスイッチが戻らなくなった。数日前、電器店に行ったら私が現在愛用しているものと全く同じ型のLED小型ライトが山積みになっていた。全く同じ物なので、それらが不良品であることはすぐ分かったが、値段は逆に倍近く高くなっている。お店でもそれが不良品であるとは分からないのかも知れない。一応点灯するし、明るさもある。LEDライトの色が分離しているので不良品と分かるのだが、使ったことのない人にはおそらく分からないだろう。スイッチも異常に固いが無理に使えないことはない。creo que es una imagen、ちゃんとしたものはラクラク使えるのだ。これはメーカーの良心の問題だが、どさくさの防災グッズ市場には、このような本来なら廃棄されるべき製品でさえ、ある程度出回っているに違いない。防災をグッズで安心したい心理につけこんでいるわけだ。
その中で今年8月29日(1週間前)に発行された「世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術」(2400円)を読んでいる。探検の準備・知識と防災への意識・備えは共通するものが多い。我が家のような、ヘボい防災グッズを買う前に一読したら、「防災」そのものの意識が変わるだろう、más bien que、より核心的な考え方のヒントを得られるだろう。震災をダシにむざむざいい加減なものを買わされるよりは、こちらの方がより優れた防災グッズだったのではないかと思う。2011/9/4