
自転車で散歩に行くと水や草の匂いがする。当たり前のようだが、とりあえず自然がまだある、ってこと。田んぼや住宅地を巡ってくる風がどのくらい “自然なのか” というとちょっと寂しいが、無味無臭よりはいいのかも。
潮の匂いが恋しい。海辺の匂いも決して好ましいものばかりでもない。打ち上げられた海藻も暑くなれば腐臭を発する。磯周りなど、あらゆるところに微妙な生き物がいて、それぞれにそれぞれの匂いを発している。決して “かぐわしく” などないのだが、それでも海の匂いが恋しくなる。
時化の日。ウミネコは飛ばずに風をよけて佇んでいる。カモメは悠々と空を飛びまわる。ウミネコはカモメより一回り小さく、風に向かって飛んでも全然進まないのが笑ってしまう。アンヨが黄色いのがウミネコ。カモメは赤。この絵では風はそれほどでもなさそうだ。