「T」の構図

T の構図

絵画の話昨日のブログに載せた絵を例にすると上の画像のように「T」の構図を意図的に作っているTの縦の棒を左右にずらす構図もよく使うわたしの好きな構図の一つである

なぜこんな構図が好きなのかをちょっと考えてみるとわたしのへそ曲がり具合が反映されているらしいことはすぐわかるある意味構図はその人の性格や考え方感じ方も暴露してしまうのかもしれない

T という字形は不安定であるそれを好むということは不安定を好むということでもあるわたしは“抵抗分子”かも?絵画でもまずは「安定した構図」を基本とする初めから不安定なのは基本を知らないか(身体の)どこか悪い可能性がある安定構図の代表は「山」または△(三角形構図)と呼ばれる“どっしり”型山の頂上三角形の頂点を少しずらしほんの少し動きを加えて使うのがオーソドックスなやり方だ

Tや▽の構図は不安定感そのものが目を引く。Tan、モチーフもそれにふさわしいものが選ばれやすいそれがここでは“超”保守的なモチーフを描いているぶん二重に反抗的だろうそういうへそ曲がりさがこの構図に見えている―そしてこのような感覚はあらゆる世界に広がっている―こんなふうにわたしは絵を見ているのです