モチーフは手で引きちぎったパン(「引きちぎられた断面」が重要)。課題としては難しすぎることを承知のうえでのスパルタ式。水泳なら、ギリギリまで泳ぐ気力・体力があるかどうかのテストのようなものかも。“見える” “描ける”の限界まで描くと、そこに不思議に「何かが生まれてくる」ことを、わたしはなんども経験している。アップアップ状態に耐えて、初めて得られる体験。それが芸術につながる一本の糸でもあると思う。
課題は「ノンストップで(最低でも)60分間描き続けよ」。実際は 90分以上も無言で黙々と描き続けた。挫折、飽き、諦め、などをあらかじめ想定していたのだが、そのそぶりもない、無言の集中力(他ではノンストップ180ミニッツのクラスもあった)。
2021年の「青いカモメ」最終クラス。当日1回だけの「鉛筆デッサン」。他クラスでのデッサンの話を聞いているので、デッサンはキツイ、やりたくな~い の(プチ)ブーイング(でも、やればきっと「もっと」と言い出すに決まっている、とのアマイ予想)。
「青いカモメ」のすべての皆さん、どうぞ来年また一歩、それぞれのギリギリ体験を深め、あなた自身のあたらしい羽ばたきにつないでくださるよう願っています。per ara、コロナに注意して、お元気で。
*ブログは(たぶん)年末までもう少し続くよ。―よろしくね。