絵画教室の人々- 4

「微風」(部分)水彩

先輩がある展覧会で受賞したみたいですすっごーい!なんて思ってクラスのお友達数人と見に行った

これ?…すっごーい下手くそな作品ばかりの中先輩の絵の横になんとか賞と書かれた金色の札が下がっていた喜んでいいの?賞など蹴っ飛ばせばいいのにと思うくらいにまわりの絵がひどかったあの中で賞をもらって嬉しいかなーなんて思ったが会場で会った先輩の顔が光り輝いていたから全員で「おっめでとー!」としか言えなかった

次のクラスの時あらためておめでとうをいう前に先輩が唇の前に指を立てただから私達も何も言わなかった。dar、そのことが私には先輩の受賞そのものより嬉しかった

だってあの中で賞を貰って舞い上がってたりしたらちょっとがっかりだったものさすが先輩すっかり見直しちゃった

dar、先輩の絵のどこがいいのかわたし本当は良くわかんないんです

絵画教室の人々-3

「Floating man」(part) 2015
「Floating man」(part) 2015

※実在の個人とは何の関係もありません架空のお話です

この年齢になって絵を描いていると「良い趣味を持って幸せですね」という人と「今更お金の無駄遣いでは?」直接にではないがそんな心持ちでいう人がいる確かに俺も心のどこかでそんな風に考えることもあるんだよね

俺もいい歳だしこの先十年も描けるかどうかさえ分からないうえ描いたからどうだってこともないのははっきりしている子ども達も口には出さないが俺の絵の具代で女房に美味しいものでも食わしてくれればまだマシな金の使い方だぐらいに思っているらしい爺はもうボケ始めて晩酌と絵のことしか頭にないと思っているのだろうが子どもの考えなんかとっくの昔にお見通しさ。dar、あえて喧嘩なんかしない寂しいもん

この歳になって絵も少しは勉強したくなった考えてみたらただ感覚と好き嫌いだけで絵を見たり描いたりしてきただけだから解らない絵は永久に解らないし嫌いな絵はただ嫌いだってだけで避けてしまうでもそれじゃあこれまでやってきた経験が勿体無いというか完成しないような気がしてきたんだ少なくとも好き嫌いだけで言っちゃいけない絵というものもはあるんじゃないかとは思う漠然とはしているがあるグレードというか走高跳びのバーに似た非情なものがさそれを見たいよね

世界は広い自分の子を芸術家にしようと90過ぎて子どもを作る奴もいれば、90過ぎて美術大学に入学する奴もいるしかも主席で卒業大学に残って指導する立場になるなんて…普通じゃないって言えば普通じゃないが「絵の世界」ってそんなもんかも知れないよ俺もその世界のどこでもいいからそこに自分の墓を建てたいな

心のどこかでそんな風に考えることもあるんだよね

 

 

Pictura clase de oameni -2

野の草 水彩
野の草 水彩

*Aceasta este o poveste fictivă。nimic de-a face cu oamenii adevărați。

într-o zi、Profesorul a adus trandafiri ca temă。imi place sa vad flori、Nu sunt foarte bun la desen。Mai presus de toate, nu-mi place să am spini。Nu-mi pot mișca brațul sau peria。

Profesorul spune că nu trebuie să desenezi trandafiri separat、Nu am alte idei, așa că nu am de ales decât să desenez un trandafir...。in orice caz、in orice caz、este。Nu poți să desenezi bine azi? hehe、Nu este ca și cum o fac de atât de mult timp, dar am în sfârșit capacitatea...! În timp ce rețin zumzetul、M-am lăsat luat și am desenat。Uf、Așa se simte să fii obosit moderat。

Florile nu vor înflori decât data viitoare、Trucul pentru a desena flori este să desenezi cât de departe poți dintr-o singură mișcare。sufleca-ti manecile、Când mă aplec înainte fără să mă gândesc, „Huh? Asta e pânza mea”.。Sunetul su-ului se extindea lin。În spatele scaunului meu, noua mea pânză iradia frumusețe albă pură...。