アメリカの野球で大活躍の大谷選手。2022シーズンでは43本のホームランを打って、一時はホームラン・キングをつかめるかというところにいました。今年はどうでしょうね。来年、再来年はどうでしょうか。仮に今シーズン、40本行かなかったとしても、わたしは彼の実力が落ちたとは全く思いません。半分以下の20本だとしても評価は変わりません。「打てた」ことが凄いんです。それを毎年なんて、期待する方が無理なんです。野球だけ例に出して恐縮ですが、プロ野球で4割打てるバッターはいません。2割以下でもプロはプロです。 何を言いたいんだっけ?―そうそう、まずは数撃て、経験を積め、ってことですよね。そう、経験しか自分を伸ばしてくれるものはないんですよね。知識もいったん「体験化」しないと、絵に描いた餅のまま。El més important、「200枚描け」と言ったら、ずらずらと200枚描いて自分を固定してしまい、あとは何ひとつ聞き入れないという人がいました。わたしにとっても想像外で、おおいに反省しました。ライオンのハンティングも9割以上失敗するそうです。わたしたちは失敗しても「今日のご飯」のある「人間」です。まずは数撃っていきましょう。