
久しぶりに生花のスケッチをした。ほとんど何も考えず、ただ無心に(実際は少しは考えるのだが)目の前の色や形を写し取る作業は、疲れた頭を休めるにはいい時間。
遠くをあてもなく見るのが目の健康には一番いいと、何度か眼科医から聞いたことがある。眼をつぶるのではなく、遠くを見る。完全休止状態にするのではなく、いわばアイドリング状態で休む。
久しぶりに生花のスケッチをした。ほとんど何も考えず、ただ無心に(実際は少しは考えるのだが)目の前の色や形を写し取る作業は、疲れた頭を休めるにはいい時間。
遠くをあてもなく見るのが目の健康には一番いいと、何度か眼科医から聞いたことがある。眼をつぶるのではなく、遠くを見る。完全休止状態にするのではなく、いわばアイドリング状態で休む。
昨日、埼玉県幸手市の県営権現堂公園へ満開の曼珠沙華を見に行ってきた。今が最高の見ごろ。過去何度か観に行ったことがあるが、その中では今年が最高。その写真を載せたいが、先日と同じアクシデントを繰り返し、お見せすることが出来ないのが本当に残念。いったいこの iPhone と Windows との相性の悪さをどう処理したらいいものか。
葡萄の絵は「水滴」シリーズ?の最新作。kwa sasa、次は別の絵を描かなくては。
秋らしい、Lakini、ちょっと変わったものを描いてみたい、と言ったら妻が渡り蟹を買ってきた。よく味噌汁とか鍋の出汁に使われる、安物の蟹である。身があまりない種類なので、それくらいしか使い道がないのだろう。
スケッチの材料としては「味噌汁の出汁」よりずっと価値があるが、主婦たちはスーパーで見慣れているせいか、ほとんど価値観を感じないらしい。高価で、ちょっと手が出ない松葉ガニとか、毛ガニなら、描いたものでも高級感があるのかもしれない。
なんでもそうなのだが、見慣れているからと言って、スイスイ描けるものではない。毎日自分の顔を鏡で見ていても、描けと言われてサッと自画像を描けるものではなかろう。見るのと描くのでは大違い。色もかたちもなかなかにシャープで、描きごたえのある素材なのだ。
味も馬鹿にしていたが、あるとき弟が、津軽海峡のワタリガニの刺身を食べた、と言ったことがある。ものすごくオイシイ、のだそうだ。彼は下北半島に住んでいて、海産物に関しては鮮度といい、種類といい、飛び切り上質のものに囲まれている。彼も、それまではワタリガニなど小ばかにしていたようだったが、食べてみて驚いたという。そもそも刺身にできる量の身があるのか、と訊いたら、やはり二回りほど大きいという。それなら、あり得るかも。以来、わたしの耳から離れない。