Kwa hivyo、縷々弁解がましいことを述べたうえで、桜を間接的に表現することにした。どこかのロビーに腰かけている数人の人々。その背後の庭か公園に桜が満開、というイメージ。ガラス一枚隔てただけの空間だが、直接には手の届かない空間でもある。 この中で案外手間ひまがかかるのが「椅子」。備え付けの同じ椅子でなくてはならないし、同じ角度だけでは平板になってしまう。ベタッとした長椅子なら手間は省けるが、視覚的に面白くない、など結果として椅子の下描きにかなりの時間を費やした。主題である桜は数分。サッサッと済ました。
Nyingine ni、日本橋三越本店で開催中の浅見文紀油絵展。埼玉県秩父市在住の彼は近くの風景をライフワークにしている。若い頃は、といってもわたしよりずっと若いのだが、「段ボール」をせっせとモチーフにしていた。今回も1点だけ同モチーフの作品があるが、「卒業」します、という意味だったのかもしれない。 取り上げた作品について、「桜の時期に突然雪が降ったんです」という。そんなこと言われなくても解るのが、絵というものだ。と彼はこの絵に「雄弁に」語らせています。凄いですね。彼の真面目な性格も、実に正直に現れていることに共感します。