遅延コミュニケーション

少しお腹の具合が…

2/1 関東に再び雪の注意報が出た。2/2 昼前にかけ東京で3〜8cm北関東で8〜15cmほど降ったらしいわが家は先日の雪がまだ残っていたが雪の前に降った雨で融ける分と相殺するとどうやら融雪の方が大きいようだった

翌早朝の宇都宮線のスレッドをみると遅延運休を期待していた人々のコメントがどっさり社員が頑張って遅延しなければしないでやはり恨み節遅延でも殆どの場合原因がはっきりしているので怒るコメントにも謝る方にも一定のラインがあってすれすれのユーモアを楽しんでいる感もなくはない怒りのスレッドにクスッと笑う余裕を共有しているらしいのが同じ路線に乗り合わせる仲間意識が感じられて楽しい

これらのスレッドをネット介在の新しい「地域=路線」コミュニケーション形態ととらえればなかなか面白い研究対象になるのではないかお互いに顔を知らないという現代性と路線を共有するだけという「観念的」地域性歴史的心理的地域・世界(地理)的な共通性と特異性とがきっとある

「咎める謝る」の場面は落語小噺には限りなくあるある意味日本人の最も得意とする分野かも知れない小学生に英語を必修化するよりこういうものを少しは教えたらどうだろう「ぎすぎす」化の強まる社会への誰にでもできるインフラになるのではないだろうか

会話

なんとか生きている

L:最近なんだか声が変なんだ

R:変ならまだマシ俺なんか声が出ないよ

L:そうだな先っちょも切られちゃったしねあれは枯れてたの?

R:死んではいなかったでも神経がかなりやられていて切られた時もあまり痛くなかった。하지만、切られた後を見たら結構瑞々しかったな自分で言うのも変だけど

L:僕もいま先っちょがそんな感じやっぱり切られちゃうかな?

R:いやたぶんもう切らないまだ生きてるってことが分かったはずだからもう少し緑にアピールしてたら俺も切られずに済んだかも知れないがそんな余裕ない

L:君が犠牲になってくれたんだねどう?まだ傷は痛む?

R:ちょっとね。하지만、すぐ塞がってくれたから現金なもので生きてると分かったらアイツ急に優しくなって毎日霧なんか吹くんだぜ水だけならタダだしな

今度は溺れるほどくれなきゃいいけどアイツら生き物への想像力ってものがないし頭悪くてきちんと調べることもできないから。이런、急にストーブの部屋などに連れていかれて「熱死」させられないだけマシだけど

繻子蘭のシュンちゃんから昨日聞いた話じゃあっちの部屋は20°以上もあるってよ今の体力じゃ急にはついてけねえよ

繻子(しゅす)蘭 / Rattlesnake plantain

繻子蘭が咲きそうだ

本棚の上の可愛らしいつぼみビロードのような光沢のある黒い葉は繻子蘭初めは握りこぶしほどの大きさ、2〜300円の小さなビニールの鉢植えだったのに数年でずいぶん大きくなり棚からせり出してくるようになった

邪魔になり放り出そうかと思う頃になるとそれを見透かしたかのようになんとも可憐な蕾を膨らませるまさに色仕掛け乙女のような細く白い首に載せたほんのり赤みのある蕾やがて白い十字の花が静かに開くその下には﨟たけた黒繻子縦縞のあだな装い

植物の世話など殆どしない忙しいからただ見るだけ文字通りの「目をかける」=世話ならしていることになるかもしれないが窓際に直径5cmほどのサボテンが2個去年の夏から瀕死の状態でなんとか生きている捨てられた鉢をダメ元で持ってきたものだ暑さの中ですっかり干からびていたやつが今度は冬の寒気に中の水分が凍りかけている私は薄情にもせいぜい夜はビニール袋を一枚かけてやるだけなぜか繻子蘭と同じところには置いてやらないのだ

死ぬか生きるか水分と保温のギリギリ最低限だけを与えて結果を観察している自分が何様のつもりかはしらないけれど