新しい誘惑

今年も似たように花は咲くが誰も前の花など覚えてはいない

浮世絵版画の背景?に書かれた文字が読めないというイライラは以前からあったのでこの際一挙両得ということで変体仮名の勉強を始めた(もともと外国語ではないので)覚悟を決めてかかったわりには読みだけならそれこそ基本のイロハを覚えれば何となく読める江戸の庶民は基本的にひらがなしか読めないのでそれで浮世絵の中の文字ならだいたい読めることになり当座の目的は達成する

Lakini、読めるけれどなんの事だか分からないというのがたくさんある例えば江戸時代に使われた道具ひとつとっても現在既に使われていないものについてはそれが道具であることさえ分からないそれは江戸時代の文化や社会などについての知識がないからだ

それを知りたいとなると厄介だどんどん深みにはまってしまうこれは危ないどこかで切り上げないと大変なことになるしかし危険というものはたいていいつも興味と背中合せになっているものだはじめの一口がいつのまにか大酒飲みを作り出してしまうようなものか