
これは、わたしのいわば「パソコン単語帳」。その中でもビデオ編集ソフトの使い方に関わるところだけ。しかも、全部じゃない。「ほ~っ、勉強家ですね」なんて言ってもらいたくて出しているわけではない。このアナログぶりを、我ながら呆れているところを見せたいだけなんです。
たぶんYouTubeに動画などをアップしているせいで、わたしはパソコンが得意だと思われているケハイがある(“パソコンが得意”という意味がそもそも分からないんだけど)。パソコンを「使いこなしている人」は、こんなドジでアナログな手書きメモなど書くわけないんですよ、はじめから。そんな人にこのメモを見せたらたぶんゾッとするでしょうね、まるでゾンビか1000年ぐらい前のミイラがそこにいるような気がして。
「ヨースルニ、ワタシハパソコンガトクイデハナイ」ってだけのことなんだけど、さらに始末が悪いのはこのメモを読み返すヒマがないってことと、やたらにメモだけが増えてテーブル上にも溢れてくるってこと。はっきり言って、“無駄×無駄”。なのに捨てられない人を、現代の文化人類学では「アナログ人」と定義するらしい(ウソ)。
では、「デジタル人」は?―わたしのパソコンは(わたしを小ばかにしているのか)、わたしがナンニモシテナイノニ、勝手に数値を書き換えたりして意地悪をする。そのくせ、子どもが救援に来ると、何ごともなかったかのように、素直に『自ら』トラブルを修正する。その時、“パソコンから見た”彼のことを「デジタル人」と現代文化人類学では定義する(ウソ)。Jæja þá、パソコンからではなく、わたしから彼を見たら?―ただの「若い人」なんだがなあ。