人工衛星が自分の頭を直撃する確率

カプセル ムーン F4 mixed-madia 2011

NASAの衛星(UARS)がカナダに墜落したとかしないとか地球の周りには現在2万個以上の人工衛星がまわっている(そのほとんどが軍事衛星)らしい今後更に多くの人工衛星が頭上に落ちてくる今回破片が人に当る確率は1/3200ということだったが仮にこれから2万個落ちてくる(その間にも新たに打ち上げられるがそれは措いといて)とすればその確率は相当に高くなり人や建物などに被害が出ることを現実問題として考える必要が出てくるだろう

一方月は地球の天然の衛星だがこちらは逆に少しずつ遠ざかっているらしいある距離まで離れると地球の回転のバランスが崩れ不安定で予測不能の運動をするようになると予想されているその影響は太陽系全体に及ぶ可能性があるもっともそうなるのは今から約50億年後ということで通常なら私たちの寿命には関係しない

アメリカはそのためでもないだろうが火星に人間を送ることを真剣に考えているようだスペースシャトル計画も終了しアメリカの宇宙計画は中休みだが10年後の火星計画を発表したということはその間は秘密で開発シミュレーションを続けると言う意味に他ならない日本の計画はとかく目先の事ばかりだがじっくり腰を据えて(総理大臣が月毎に替わるようなことになっても)考えてもらいたいものだ

今年の「仲秋の名月」は既に9月12日に過ぎた(確か良い月だったと記憶している)震災以来足元ばかり見て来たような気がするが今回の問題のおかげで久しぶりに空を見上げることが出来た 2011/9/24

坂本新市展を見て

坂本新市「世界樹」

川越ギャラリーユニコンで開催された「坂本新市」展を見た素晴らしい作品展だった(会期は既に終了会期中にアップ出来なかった)恥ずかしい話だが「坂本さんの作品に注目しだしたのは最近 のこと数年前から最初は「何か言いたいことが詰まっているようだが雑音が多くよく聞き取れない」という印象だった

ほんの数年前から彼は一つの色彩を捨てた捨てたことによって彼に必要な色だけがキラキラと輝くように残されてそれが彼自身の持っている色彩をより一層引き立てているように感じた

「世界樹」という彼のテーマはずっとずっと以前から温められていてそれを表現しようとさまざまな行為工夫を積み重ねてきたことは作品の前に立った瞬間から風のように吹きつけてくるしかし以前の悪戦苦闘ぶりがすっと奥に引っ込み彼の声だけが無駄なく魅力的に伝わってくるこれまでのすべてがぴったり噛み合ってきたという印象だ大変な集中力がその背後にあったに違いない

以前のような少し遠慮したおどおどした言い方でなくハッキリ堂々と「これがオレの世界だ」と宣言し実際にその価値があると認めさせる個展だ昨年彼は国画会の会員に推挙されたこれから毎年彼の独立宣言以後を追っていくことができる彼のような有為な作家をこのタイミングで(彼にとっては厳しかったが)会員に推挙できる国画会の懐の深さもさすがだと思わせた 2011/9/16

台風がやってくる

In season  F6 水彩 2011

台風15号がやってくる久々の大型台風が関東にもやってきそうだ朝の天気予報を見る限りでは静岡あたりに上陸本州を縦断しそうなコースだ台風は忘れた頃にやってくる埼玉ではしばらく台風を忘れていた

3月の大震災以来日本列島のいや日本を取り巻く世界の何かがこれまでと違う運動を始めているような感じがする物理的にも精神的にも埼玉は台風被害などもう忘れかけている「元気な台風よ来い」などと以前ブログにも書いた。但、今回は本当に十分に元気な奴が来てしまうかもしれない少しやばいかも

少しの被害は私たちの緊張を適度に高め意識を活性化させる頭の中にも適当な規模の台風が吹くと老化を幾分かは遅らすことができるかもしれないしかし相手は大自然だそう人間の都合よく行くはずもない「願わくば」である

数時間後台風はどうやら埼玉県を通過まだ風はあるがほぼ雨はあがったようだ少しの被害もやはり無いに越したことはない脳が刺激を受け活性化しないからやがて本当の試練の前にはあっさり消えてしまうことになるのかも知れないけれど。9/21