
ただいま「カーテンの練習」中。絵の中のカーテンには古典時代からすでにいろいろな使い方がある。
ヨーロッパの絵画では基本的に背景に使われる。フェルメールなどカーテンかタペストリーを多用している。近代になると、マルケのカーテンを通す光で逆光のヌードが煌めく様を描いた絵などを思い起こす。ボナールにもそんな絵があったような気がする。とにかく、カーテンは絵画の要素として「華やか」「繊細」「静か」時には秘密めいた雰囲気をつくるのに、よく利用されてきた。
お得意のカーテンの表現を2つ、3つを持っていれば、構成がかなりらくになるだろうなー、とは前から考えていた。ولی、いざ描くとなると表現的にも難しいし、使えそうなシチュエーションになかなかぶつからない。だから(絵画的に)いい状況に出くわしたら小まめに写真などを撮って、普段からストックしておく必要がある。そして練習。