下北の黄貂(きてん)

黄貂(きてん)まだ若い個体だった

85歳の叔母がペースメーカの埋め込み手術をしてから今日で4日目むつ市まで見舞いに行く峠の道で路上に横たわる黄色のものを通り過ぎた「黄貂だ」中学生の頃私も何度かわなで捕獲したことがあったのですぐピンと来た

カーブの坂道に沿って車をバック肉付きのしっかりしたまだ若い個体だしかも車に撥ねられた直後らしくまだ体は生暖かいどこからも血も体液も流れていない脳震盪程度であればいいと願ったが残念ながら瞳孔が開いていた

貂(てん)はイタチ科テン属の肉食動物茶色や黒の毛色のものが多いが下北産の黄貂は特に冬は非常に美しい黄色で知られかつては高値で取引されたこの黄貂はまだ成長途中でしかも夏毛だからそれほどには見えないが黄色の根元の毛は白かったので成長したらきっと美しい冬毛になったに違いない数十年ぶりにみる野生の黄貂だった

野生動物の保護は今では世界の趨勢私も再び捕らえたいなどとは思わないもう一度降りしきる雪の中で野生のあの美しい黄色を見たいとは思う誰かが拾ったか鳥か動物が咥えていったか帰り道にもう姿はなかった

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高志的個人博客。不只是關於繪畫、我每天都在想什麼、你感覺到什麼、我想到什麼就寫什麼。這個部落格已經是第三代了。從開始到現在,已經有20多年了。。 2023從1月1日起、現在,我決定只在奇數天寫作。。我會一點一點地思考我未來的方向和其他事情。。

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