体験が大事 / Experience is first

立派な氷赤はシクラメンの花びら

全国をすっぽり覆う寒波が続いている今回の寒波はこれまでとはレベルが一段違う関東では21日に降った雪の量が記録的なものだっただけでなく雪質も(関東の)スキー場並みのものだった降っている時これはちょっとすごいぞと感じていた

その上続く寒波で連日の晴天にもかかわらず日陰ではその雪が硬く固まるばかりで一向に融けてしまわない大雪からまる一週間経った今日外の水道は蛇口付近を熱湯で暖めてもまだ一滴も水が出ないその下に置いてあったバケツの氷(写真)測ってみると厚さが17cmに近い埼玉移住36年自宅でこんな厚い氷は見たことがない

地球温暖化この一世紀だけのデータからはそんな気持ちにもなるが地球の歴史全体を身体全部に置き換えたならまだまつげの先端を見ている程度に過ぎない科学は素晴らしい成果を示していて今後もそれ以外に信じるに足るものはないだろうけれどそれでもまだ発展途上人類が通過した「経験」を部分的に確認している段階だ

命の危険災害の予感それはまだ科学ではないが人類の(動物の?)直感としてDNAとして刻み込まれている(筈だ)まずはそれを大事にするそしてその僅かな経験を大事に積み重ねる固執するのではなく少しだけ優先する

 

 

稀勢の里は相撲協会の犠牲者でもある

 

横綱・稀勢の里が昨日から休場したこのままでは引退しかないと思っていたのである意味ホッとした(引退しない方がいいという意味ではない)

稀勢の里のファンではない(ここ数年は安美錦、1年ほど前からは御嶽海のファンだ)し彼自身の下半身の鍛え方に大関時代から疑問を感じているがそれとは別に彼の為に一言弁護しておきたい気がする

一言で言えば横綱にするのが早すぎた横綱昇進には内規があり原則2場所連続優勝およびそれに準ずる成績が必要だ「ここ一番に弱い」稀勢の里の場合昇進となった場所中にも比較的厳しい条件が横綱審議会報道周辺でも取り沙汰され「仮にこの場所で優勝してもすぐには…」と言ってた筈が棚ぼた絡みの優勝したらとたんに「優勝したんだからいいじゃないか」「白鵬に一番勝てるのは稀勢の里じゃないか」と手のひらをぐるぐるとひっくり返して横綱にしてしまった日本人横綱が誕生すれば相撲人気が高まると踏んだ協会とその周辺の打算の産物以外の何ものでもない

稀勢の里自身も最初は驚いた筈だ。但、彼の口から「まだ早い」など言える立場でもないし相撲の世界に入ったときからの憧れの地位が転がりこんできたことに喜ぶのは当然のことだこのことでの稀勢の里自身に罪はない

かつて一度も幕内優勝のない力士を横綱にした悪例がある第60代横綱双羽黒だ結局彼はその後も一度も優勝出来ず早々に相撲を引退した協会の都合で内規を無視した悪例の最たるものだ内規である以上必ずしもそれに縛られることはないとはいえそれを犯してでも強行する以上結果責任を負うのは当たり前のこと

先日の暴行事件問題をみても協会には反省する能力も先を読む想像力もないと考えてよい逆に稀勢の里がその内規を胸に何とか世間が納得する形にしたいと無理した結果の横綱になってすぐの負傷・初優勝ではなかったか相撲協会はスポーツ団体のふりをしたただの興業団体だそれを国技呼ばわりして別格扱いする文科省にも毎場所完全生中継するNHKにも責任がある横綱の責任云々のまえに自分たちの都合で横綱にした責任を取るべきときではないか

人の夢を盗み見る /

のんきな日々もいつまで

ART(国際電気通信基礎技術研究所)と京都大学の研究者が人が見ている脳内の画像を視覚化することにほぼ成功したとツイッター上で見た(論文の一部も)

少し詳しい説明をすると画像を見る人の脳をfMRIで測定したデータだけから画像の視覚特徴パターンを予測するよう機械学習したデコーダーを通して画像化することができたということらしい

ついに他人に夢を覗かれる時代が来た逆にいえば人に特定の夢を見させることも可能な技術の幕開きであり怖い技術だと直感した

こういう技術は身体的なハンディのある人がイメージするだけでアームを動かせるとか自動車の自動運転などにいずれ使える有意義なものだけれど一方で独裁者やその類の思想下にある人々とっても最も欲しい技術に違いないクーデターの夢を見ている人は翌日の朝を迎えることができなくなりそうでない人も一定の夢を強制され得る抹殺と洗脳というマイナス方向への計り知れない影響を考えずにはいられない