夏が来れば思い出す

「鬼灯(ほおずき)」  ペン水彩+CG

夏が来れば思い出すさまざまなこと数十年前の子どもの頃のことを突然思い出しあああれはこういうことだったのかと(記憶が創作されているのかも知れないが)初めて理解できたような気がすることがある

当時の自分を客観視できるようになったということかどうかにわかには言えないが子どもには見えない「感情」や「関係性」といったようなものが年を経て理解できるようになったこともあるだろうその一方で子どもでしか感じられなかったこともたくさん抜け落ちてしまっているに違いないそれが年月というものか
 見えるはずもない当時の自分自身を一枚の写真のように鮮明に見ることができるのも長い絵画の訓練のたまものこれもまた年月か

あとひと月もしないうちにお盆が来る特別な思い出というものはないが「お盆用の棚を作れ」と両親に言われ弟と二人で隣のお墓に作られた盆棚を真似てそれぞれに込められた意味も解らないままに作っていたことを思い出す弟は毎年今でもそうやって同じように作っている
 飾り用の鬼灯はちょっとだけ贅沢品でもありハマナスの赤く熟した実を鬼灯の代わりに紐で吊り下げたりした他愛のないことを思いだすものだ

さっぱりした空だ

「夕焼け・駅近く」  水彩・ペン (後日YouTubeにて制作過程を公開予定)

ここしばらく続けた「夕焼け」シリーズ?もここで一区切りこの絵の制作過程は後日YouTubeに載せるのでそちらもぜひご覧ください絵の「出来具合」は「頑張ってはみたよ」ってとこかな。bet、褒める(べき)ポイントをこっそり教えておくヨ前回同じテーマで描いた「試作」より空がすっきりして軽いでしょ?それが今回の(自分自身の)テーマだったからそれなりに工夫したんですそこはまあまあかな―覚えた?

話はガラッとかわるけどいま世界史が面白いんですウクライナ戦争までをも面白いと言ってしまっては顰蹙を買いそうだけどプーチンの言動を見れば多少でも歴史を見なければ理解は始まらないと誰しも思うよねトランプの関税問題もガザに対するイスラエルの行動にしてもなぜエジプトやサウジなどのイスラム国家が(本当は受け入れたくても)パレスチナ難民を受けいれられないのか・・なんてところまで一見別々のことのように見えて実はみんな意外なところで繋がっているんだよね人間のやることだから当然といえば当然ともいえるけれど
 世界史なんてコロンブスの「世界を見て歩きたい!」っていういま風の企画を当時のスペイン女王イザベルが「素敵素敵!やってやって‼ゼッタイ応援する!でも必ず何かお土産持ってきてね!」と言ったかどうかは知らないがそんな身近なところから歴史が始まったような気さえしていたが少なくとも人類が文字を発明した時にはもう「世界史」が始まってたんだよね

二転三転「美しい」とか「美学」というのは動植物にもあるものだろうか?わたしは「ある」と思っている「人間だけが美を感じることができる」などと思うのは単なる傲慢に過ぎないと感じてもいるだって虫を呼び集めるためだけならなんで花はあんなにきれいでしかも超多様なの?その多様さそのものの意味を説明できないでしょうたとえ植物学者でも素敵な家族の窓辺に飾られるためなら花だってお化粧くらいはお手の物「自然」だってちゃんとアートしてるのさ

鬼灯(ほおづき)

関東甲信地方は昨夜から今朝にかけて大雨警報など発令されたところもあって(当地ではさほどでもなかったが)今朝はクーラーが要らないほど涼しいおかげで少し寝過ごしたがそのぶん足が軽くなったぐっすり眠れるのはやはり薬以上の身体の回復効果ですね

鬼灯(ほおづき)を描いてみます鬼灯といえば赤い提灯のようなイメージがありそれがお盆のタイミングに合い盆棚飾りとしてよく使われているのはご承知の通りわたしも鬼灯といえば「赤」のイメージしか持っていなかったがよく見ると(当然ながら)その前は緑色をしているのだった

今回はゆっくりこの緑色の鬼灯を描いてみることにするその前に生態など少しは調べ観察することが最低限必要というわけで上のスケッチです