蟹の刺身

            「ガザミ(ワタリガニ)」 水彩

秋らしい、然而、ちょっと変わったものを描いてみたいと言ったら妻が渡り蟹を買ってきたよく味噌汁とか鍋の出汁に使われる安物の蟹である身があまりない種類なのでそれくらいしか使い道がないのだろう

スケッチの材料としては「味噌汁の出汁」よりずっと価値があるが主婦たちはスーパーで見慣れているせいかほとんど価値観を感じないらしい高価でちょっと手が出ない松葉ガニとか毛ガニなら描いたものでも高級感があるのかもしれない

なんでもそうなのだが見慣れているからと言ってスイスイ描けるものではない毎日自分の顔を鏡で見ていても描けと言われてサッと自画像を描けるものではなかろう見るのと描くのでは大違い色もかたちもなかなかにシャープで描きごたえのある素材なのだ

味も馬鹿にしていたがあるとき弟が津軽海峡のワタリガニの刺身を食べたと言ったことがあるものすごくオイシイのだそうだ彼は下北半島に住んでいて海産物に関しては鮮度といい種類といい飛び切り上質のものに囲まれている彼もそれまではワタリガニなど小ばかにしていたようだったが食べてみて驚いたというそもそも刺身にできる量の身があるのかと訊いたらやはり二回りほど大きいというそれならあり得るかも以来わたしの耳から離れない

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高志的个人博客。不只是关于绘画、我每天都在想什么、你的感受、我想到什么就写什么。这个博客已经是第三代了。从开始到现在,已经有20多年了。。 2023从1月1日起、现在,我决定只在奇数天写作。。我会一点一点地思考我未来的方向和其他事情。。

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