
コンピューターで絵を描く、コンピューターで詩や小説を書く、コンピューターで音楽を作る。今はどれもできるし、部分的には誰でも使っている。
「で」のところを、限りなく「が」に置き換えていこうとするのが、IT技術だ。それも今はかなりの水準まで来ているらしい。
人が人に直接伝えるのは、かなりの物理エネルギーを消費するが、コンピューター経由では比較することができないほど省エネになるだけでなく、誰でもどんなカタチにでも利用できる(法律はこの際別として)。
芸術はロボットに任せることにして、人間は鑑賞、批評だけしていればいいだろうか。その判断基準もロボットに示してもらって。これも、ある部分では既にそうなっている。
高齢化社会では、老人は費用対コストの観点から、「削除」が基本になるだろう。新しい意味で「人生50年」時代がもうすぐ来るに違いない。