雪は悪者ではない

アザレア

建国記念日といっても実際の期日は定かではなく神話上の初代天皇・神武が即位した日を明治になって換算した日とされている

ごく一般の(ようするに政治に無関心な)にとってはただの休日だ山陰(という言い方は使われなくなってきているらしい)や新潟など日本海側の大雪には心をいためながら関東など太平洋側では暖かい日差しにのんびり手足を伸ばしている人も少なくないに違いない

冬の日差しは天からの格別な贈り物だからそれを受け取り味わうのに後ろめたさを感じる必要はないまた大雪の被害は確かに災難ではあるが雪そのものもまた天からの贈り物だ雪の恵みは春以後に顕著に現れるが特に若い人々には真冬の雪でさえ試練である一方で何者にも変えがたい財産にもなる

雪の美しさはそこで実際に暮らしたことのない人にとってはおそらく想像を超えるものだ雪と共に生きる人々はその美しさを一生持ち続け直接間接にそれを周囲に放射するそれを財産と言わずなんといおうか

描きたいように描ければ苦労はない

ガーデン garden

率直さ無駄なものを付け加えない絵画では大事なことだとはよく言われること確かに

とは言うものの「何に対して」率直?「どれが無駄なのか?」と一歩進めばいきなり五里霧中状態になる人が多いのではないだろうか

同じように「好きなものを好きなように描けばいい」という言葉も無責任な言い方のようにも見える確かにそうかも知れないけれどいきなり「結論」だけ言われても困るのである

「手ほどき」という言葉がある初心者の手は「固く縛られているかのように」動かない初心者は緊張しているのだ意味のある動きや考え方を教えることで緊張感を取り除いてやれば初心者の手はある程度勝手に動き始めるものだそれを「ほどく」と言う

不要なものを捨て必要なものだけを率直に「描きたいように描く」こともそれに似ている

結論から言えば「頭をほどく」こと常識でがんじがらめになっている自分の頭を柔らかくするという意味になる

Nhưng、それは簡単にできることだろうか?できない「描きたいように描けばいい」と言う当の本人が悩むのは自分の頭(こころ?)がそう簡単に柔らかくも思い通りにもならないからなのである