籠の男と鳥

籠の男と鳥
籠の男と鳥

先日車を運転中赤信号で停まった道端でカラスが鳩を食べていたそいつが鳩を襲ったのか車に轢かれた鳩を食べていただけなのかは分からないが鳩がカラスの獲物の一つであることは10年前?のNHKの番組で知っていたけれど鳩の方ではその後もまだカラスが天敵であるとの認識は無いらしい

朝っぱらからカラスのけたたましい鳴き声で目が覚めたことがある我が家の前で車に轢かれた猫の死骸に興奮したカラスが群がり車が通るたびに威嚇か興奮の鳴き声をあげているのだったカラスは雑食だが都会ではより肉食化しているのは確かそれは私たちの残飯に肉・骨が多くなっているからだろう

私たちの才能

つるこけもも 水彩 F6
つるこけもも 水彩 F6

サヴァン症候群というかつては特殊な自閉症の一種と考えられていた脳の機能障害がある様々なケースがあるようだが簡単に言えば見たままを写真のように記憶するという「症状」がよく知られている

絵を描くための形を正確に捉える訓練にほとんどの人が相当苦労する私ももちろんその一人そういう人たちから見ればそれは「障害」というより羨ましいような「才能」に見えるヘリコプターで上空から一目見たニューヨークや東京の風景を大小の建物やその高さ街路などをそのまま写真を見るように長大な紙にスラスラと描き出すことで超有名なスティーブン・ウィルトシャーなどがその典型だ日本の山下清もそうだったらしい

solo、彼らには新しい画材の工夫や描画技術の向上というものは基本的に出来ないらしいそのための理論的な理解や想像力といった別の「脳力」が与えられていないからだと言われている

正確なデッサン力も無く色彩や明度の微妙な差を捉える才能に恵まれなくても大丈夫観る人の99.9%はそのような私たちの仲間である。0.1%の眼力ある鑑賞者もたぶん作者の表現しきれていないところまで深読みしてくれるという楽観さこそ私たちの大いなる「才能」だから

逆光の窓辺

 

逆光の窓辺 水彩 F6
逆光の窓辺 水彩 F6

逆光表現が最近特に好きになった理由はよく解らないがたぶん光がきらきら眩しい感じになるのが好きなのかも知れない

お手軽な描き方デッサンも30秒くらい。ma、絵にとって一番大事なのは画面から発散するイメージで手間や材料ではないでもお手軽に描けるようになるまでの膨大な訓練時間は私には必要だった