下北の黄貂(きてん)

黄貂(きてん)まだ若い個体だった

85歳の叔母がペースメーカの埋め込み手術をしてから今日で4日目むつ市まで見舞いに行く峠の道で路上に横たわる黄色のものを通り過ぎた「黄貂だ」中学生の頃私も何度かわなで捕獲したことがあったのですぐピンと来た

カーブの坂道に沿って車をバック肉付きのしっかりしたまだ若い個体だしかも車に撥ねられた直後らしくまだ体は生暖かいどこからも血も体液も流れていない脳震盪程度であればいいと願ったが残念ながら瞳孔が開いていた

貂(てん)はイタチ科テン属の肉食動物茶色や黒の毛色のものが多いが下北産の黄貂は特に冬は非常に美しい黄色で知られかつては高値で取引されたこの黄貂はまだ成長途中でしかも夏毛だからそれほどには見えないが黄色の根元の毛は白かったので成長したらきっと美しい冬毛になったに違いない数十年ぶりにみる野生の黄貂だった

野生動物の保護は今では世界の趨勢私も再び捕らえたいなどとは思わない。ஆனால்、もう一度降りしきる雪の中で野生のあの美しい黄色を見たいとは思う誰かが拾ったか鳥か動物が咥えていったか帰り道にもう姿はなかった

制作三昧

「3つのかたち」習作

涼しい、というよりちょっと寒いここ3日間ほどずっと雨と霧時々はかなり強く降った近くのチョロチョロの川も茶色の濁流となり川幅も5倍ほどに広がっていた

大きな絵はなかなか進まない事前のエスキースが不十分だったから。நாங்கள் ஏன் போதுமானதாக செய்ய முடியவில்லை என்று நாங்கள் திரும்பிச் சென்றால்、இறுதியில், நீங்கள் குழப்பமடைவதற்கான காரணம் இதுதான்。ஏன்、என்ன、குழப்பம் அடைவது எப்படி、நான் அப்படிச் சொல்ல மாட்டேன்。

நான் நிறைய சிறிய படங்களை முயற்சிக்கிறேன்。வானிலை மோசமானது、இது குளிர்ச்சியாக இருக்கிறது、இங்கே வேறு என்ன செய்ய முடியும்?、本を読むことと寝ることくらいしかない。ஆனால்、暇というのは貴重なものだ、நான் நினைக்கிறேன்。暇を大事に活用するという考えがすでに間違っているとも思いつつ

過疎の怖さ

空地と廃屋歩いている人をほとんど見かけない

下北(といっても太平洋側)に避暑中です今日は最高気温が20°にしかなりませんでした涼しいというより少し寒い感じがするほど

午前8時前から午後6時過ぎまでほぼ休憩無しで制作しています締切とかに追われているわけでもないのにうまくいかないので休むタイミングが取りづらいのです

6時過ぎアトリエ(要するに実家です)からホテルに向かいます歩いても10分ほどですが毎回荷物があるので車で移動ですアトリエを一歩出るとホテルまで誰も歩いていませんたまに車がすれ違っても人影は全くない車を止め後ろを振り返って見ても無人の道が薄暗い中をまっすぐ伸びているだけ

家の灯りもあまり見えません人が住んでいるのか空き家なのか途中のコンビニだけは何台か車が駐車場にある霧のある日など本当にホラー映画の世界に迷い込んだ気がするいくら本州北端でも夕方6時過ぎはまだ薄明るい。7時を過ぎればお化けが出ても不思議はないような過疎の村で誰も住んでいない家の中で黙々と絵を描いています