ペースメーカー

ベッドの上でもいろいろ考える
ベッドの上でもいろいろ考える

私には姉がいた私が生まれて半年後に亡くなったのでもちろん顔は知らないが姉は私の顔を見たはずだ2歳半だった当時の田舎だから写真もない母は娘の柔らかい髪の毛をひとつまみずっと取ってあった(おそらく今も)小学校低学年の頃何かの時に母が見せてくれたのを覚えていてそれから何度か自分でも見た

ペースメーカーは正確な電気信号が届かなくなった心臓にその人の身体活動に合わせた信号を正しく伝えるものそれが今自分の胸の中で私自身の一部として動き始めている

ペースメーカー自体が動くわけではないただの冷たい(冷たくはない)機械だけれど私の肉の一部を切り開いてその中に埋め込まれた瞬間から私と生死を共にする私の特別に大切な一部分となったこの先大事な大事な手耳などでさえ私から失われることがないとは言えないがこれだけは私が生きている限り失われることはない

目覚めて何となく肌着の上から撫でるとまだちょっと痛みを伴って膨らんでいるこれまでのいろんな人や事柄の全てが関わって文字どおり私の胸に飛び込んできた機械だ大事にしなくっちゃ

だから「ペースメーカー」という機械の名前でなく自分で名前をつけることにする仮に「葉子」と呼んでおこうそれが姉の名だ。2016/11/29

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Takashi

Persoonlijke blog van Takashi。Niet alleen over schilderijen、Waar ik elke dag aan denk、wat je voelt、Ik schrijf wat er in me opkomt。Deze blog is de derde generatie。Vanaf het begin is het ruim twintig jaar geleden.。 2023Vanaf 1 januari、Voorlopig heb ik besloten om alleen op de oneven dagen te schrijven.。Ik ga stukje bij beetje nadenken over mijn toekomstige richting en andere dingen.。

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