
暗くなりかけた午後6時頃、近くのコンビニへ行く途上。後ろから、ヘルメットをかぶった自転車の女子中学生二人が前後になって、私の脇を通り過ぎる。
前の子:「おめえはデブだからよ、……(あとは良く聞こえない)」と後ろの子に話しかける。後ろの子はそれに応えて何か言っているが、脇をスーッと通るのはせいぜい1秒くらいの間で、しかも移動しているのだから内容までは聞き取れない。けれど私のすぐ目の前で横並びになり、そのまま何か言い合い、笑いあいながら遠ざかって行った。
昨今は「おめえはデブ」など、口が裂けても、本人以外口にしてはならない言葉である。それが言え、しかもお互いに笑いあえる友人関係がうかがえて、しばし爽やかな気分になった。ついでということにして、缶ビールを一本レジで追加したのはその気分のせいかもしれない。 2016/10/24