自分に還る時間?

「 Apple-Yellow」 2020

しばらく制作を休むと頭も体もついていかなくなり特に制作途中の作品に気持がつながるまでにはかなりの時間がかかる。proto、たとえ制作時間が短くても毎日描くのがよいと昔はよく言われたものだ今もそう言う人がいるのだろうか

8月も後半に入ってやっと制作への神経回路が繋がり始めてきたのを感じるほぼ丸々1ヶ月かかったこの1ヶ月はまるで自分の頭の一部をどこかに置き忘れ他人の手を借りて描いているような感じだったそして寝る前にいつも同じことを呟く「いったい自分は何をやっているんだろう」

本当は絵なんか描いている場合じゃないのかも知れないただ描かないことには自分のいる場所が無いそんな気分になって落ち着かない。pro teď、自分を落ち着かせ何かを考え何かができるようにするためにも(私にとっては)絵を描く時間が必要だ

AIが絵を描きそれをAIが観賞しその流れの最下流で人間がその「絵」を見るようになるだろうかその時「絵を描く時間」はどんな意味を持つだろうか

暑い夏

「 Apple 」20 Aug ’20

やはり埼玉の夏は暑い例年8月は涼しい下北半島で過ごしていたので久しぶりに埼玉の夏を味わっている下北半島とは10度〜15度くらい違うので1ヶ月くらい籠もって集中して何かやるのにはもってこいの気候だ(ちなみに今日8月21日埼玉県鳩山町では39.4°だったが下北では23°)

最初のうちは疲れるほど暑く感じたが半月もすれば慣れてくるそれでも「危険なほどの暑さ」の日は窓や雨戸に当たる日差しが厳しい家の前を腰の曲がったおじいさんお婆さんが買い物車を押しながら何人か通る「何もこんな暑い時刻にいかなくたって」と思うが朝早くは店が開いてないし夕方は混みあう目も悪くなっているから昼間の方が安心なのだろうと想像して痛々しい気がする

慣れてくると何度までクーラーなしで普通に仕事できるかなどと無意味な興味が湧いたりするそんなのに我慢する暇があるなら仕事なり勉強なりした方が得なのは確かそんなことを考えるほど頭がボーッとしてくる

オンラインでわかったこと

「Apple-man」2020

4ヶ月かかったオンラインでの仕事が一区切りそれを経験してわかったことがいくつかある順不同で思いつくままに並べてみると
①オンラインだけでできる仕事が想像していた以上にあること
②対面が不可欠なことでもオンラインと併用するとより効果的になり得ること
③オンラインでは思考の流れが論理的になる傾向があること
④コロナ禍が一段落してもオンライン化は不可逆的であること
等々

コロナがあるなしに関わらずオンライン化は必至だったが少なくとも日本ではコロナ禍によってその流れが数年早くなったことは確かだ今日ニュースで日本のGDPがこの3ヶ月で27.8%下がったと聞いた。Ale、オンライン化が加速されたことは将来への一種の投資のようなものでその効果は無駄ではないと思うむしろこれを機会にGO TOキャンペーンなどくだらないことに貴重な財源を使うより小中高生たち教員のすべてにパソコンを1台ずつ確実に配り(一部実施されてきているらしいが)配るだけでなく教職員へのサポートチームも積極的に派遣し学校教育のオンライン化を強力に推し進めたほうがいいと感じた

先生も生徒・学生たちも中小企業もフリーランスも官公署も急なオンライン化への対処に確かに大変だったと思う私自身も経験したのでその大変さは理解できるがそれなりに慣れてきたようにも見えるここで気を緩めず日本全体をもう少しレベルアップしたらいい

オンライン化で人間が要らなくなるとかそういう話ではないむしろ逆で例えば小中学校での科目内容などを子ども自身が選択勉強できるように一定の基準で配信する子どもは自分で進度を決め採点などもオンラインでやる同じクラスにいて同じ科目を学びながら興味に応じて違う教材を選ぶ理解度の採点はあるが隣の子と競争するわけではない通信簿などは無意味になり先生は子どもたちを見る時間に余裕が生まれるそこにオンラインのワンステップ上の可能性があると実感したもちろん現段階ではむしろ逆でまだまだ対応に追われている状態だがサポートがしっかり構築され先生も生徒も親もそれに慣れてくるまでの辛抱だと思うコロナ禍が終息し元に戻ってはせっかくのチャンスを失ってしまうどちらへ進むか今が大事なターニングポイントだと思う