まるでカボチャのようだな、と自分でも思う。別の、細長く引き伸ばした「 Apple 」は「ピーマン」と紹介された。これはきっと「カボチャ」と言われるに違いない。
わざわざ「リンゴ」と訳して(?)くれる人もいる。哦亲爱的、カボチャでもピーマンでもどっちでもいい、としよう。但、「リンゴ」は今のところ、ちょっと抵抗がある。英語圏の人に「リンゴ」と発音するなら、音だけ聞いてもたぶん理解できないだろうから構わないが、日本人に「リンゴ」では、たぶん「実物」とのイメージが切り離せないと思うから。つまり Apple はあくまで「日本人向けのタイトル」だということだ。
テーマは「線、面、色」であって、 Apple は単にイメージ(記号)として喚起するための仕掛けに過ぎない。カンディンスキーに「点・線・面」という、現代美術の出発点とも見なされる著書がある。絵画の実体的な構成要素は、確かにこれしかないのだが、いろいろな考え方があり、今は深入りはしないでおこう。然而、それが「絵画」として提示された瞬間に、それらが一斉に反転して別の新しいものになる、それが見る側との間にスパークする、一種の「創作(作用)」だと私は考えている、とだけ言っておこう。