
L:最近なんだか声が変なんだ。
R:変ならまだマシ。俺なんか声が出ないよ。
L:そうだな。先っちょも切られちゃったしね。あれは枯れてたの?
R:死んではいなかった。でも神経がかなりやられていて、切られた時もあまり痛くなかった。Toda、切られた後を見たら、結構瑞々しかったな。自分で言うのも変だけど。
L:僕もいま先っちょがそんな感じ。やっぱり切られちゃうかな?
R:Neprijetno、たぶんもう切らない。まだ生きてるってことが分かったはずだから。もう少し緑にアピールしてたら、俺も切られずに済んだかも知れないが、そんな余裕ない。
L:君が犠牲になってくれたんだね。どう?まだ傷は痛む?
R:ちょっとね。Toda、すぐ塞がってくれたから。現金なもので、生きてると分かったら、アイツ急に優しくなって、毎日霧なんか吹くんだぜ。水だけならタダだしな。
今度は溺れるほど、くれなきゃいいけど。アイツら生き物への想像力ってものがないし、頭悪くてきちんと調べることもできないから。まあ、急にストーブの部屋などに連れていかれて、「熱死」させられないだけマシだけど。
繻子蘭のシュンちゃんから昨日聞いた話じゃ、あっちの部屋は20°以上もあるってよ。今の体力じゃ急にはついてけねえよ。