「人権」について考える4月

「 Apple-3 colors」 2020 ಕ್ಯಾನ್ವಾಸ್ ಮೇಲೆ ತೈಲ

コロナウィルスによる「緊急事態宣言」が明日(4/7)発令される模様(「緊急」なのに「明日」ということでまさに「(不要)不急」なのだと巷では笑っているが)期間は5月7日頃までになるらしい範囲は東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・神戸・福岡の7都県問題はたくさんあるがともかくこれが「日本のやり方」だなあ、ನಾನು ಭಾವಿಸುತ್ತೇನೆ。なりふり構わず来年のオリンピックの前に格好をつけたいということしか眼中にないと見る

4/6正午現在で日本国内の COVID-19 感染者数3,654死亡73少し話の角度は違うが、2019年度の自殺者数は初めて2万人を切り、19,959人(速報値)となった。2019年度の交通事故死は3,215人自殺者は現在でもG7の国の中ではトップで少し前なら年間3万人越えていたという異常な「生きにくい」国だということが分かる交通事故死も年々大幅に減ってきてなおこの数字であるかつてはこの10倍近くもあり「車が多くなったから」的な受動的な視点が普通だった

例年のインフルエンザでも世界全体では数百万人が罹患しほぼ確実に数万人関連の死者が出る今回のコロナ禍では(特に高齢者は)急速に重篤化するということと医療関係者に死者が多いという点でいっそう大々的な報道になっている。ಆದರೆ、医療関係者に被害が大きいということの中身をよく見るとその半分は過重労働が誘因で過重労働の要因は各国とも財政上の理由で医療関係者の数やベッド数などを制度として激減させた結果であるとも指摘されている要は政治による「人災」の側面もあるのだが今はすべてが感傷と感情の勢いに流されるまま

毎年およそ2万人の人々を自殺に追い込む「私たちの」社会そこには何の疑問も感じないのに(現在)100人以下の死者数しかない(しかないという言い方に反発する気持は解るが)コロナになぜこれほど大騒ぎするのかということをもう少し冷静に考えるべきではないだろうか多くの自殺者は世の経済などになんらの傷跡も残さずひっそりと片隅で死んでいくそれに対してコロナでは直接自分自身に経済的な打撃が降りかかってくる(特に「経済界」と呼ばれる世界の住人には)「緊急事態宣言」の意味も感染やそれによる死のことより本当はカネのコトなのだろう?と思う

Covid-19 を忘れないうちに

「夕陽の権現堂桜堤」 5/Apr/2020
「有効期限書き換え」BBC-Newsから

ずっと自粛で気が滅入る。ಸಂಜೆ、自転車で権現堂桜堤まで行ってみた密集密室密接の「三蜜」になるはずはないので「不要不急」だが運動を兼ねて思っていたより次から次へと人が来る気晴らしが欲しいんだなと思った今日は一日中気温が上がらず寒かったが日中はもう少し人出もあったのではないかな

新型コロナ・ウィルス(Covid-19) のニュース以外は「その他」だ東京をロックダウンするかどうか(きっとすると思うが)をまるでカウントダウンするかのように東京の感染者数ばかりが強調される地域では防災放送で外出自粛など様々な要求がなされるがその割には日本政府や自治体など官公庁の危機感は各国に比べて極めてゆるい、ತೋರುತ್ತಿದೆ。

英国BBCの記事の中にマスクの「有効期限」が書き換えられているというニュースがあった有効期限を示すステッカーが、2009の上に2013その上に2019さらにその上に2021などと何枚も上に貼り重ねられていたというものでNHS(英国の保健省)がそれ(中身の安全性?)を確認したということだが医療現場では(安全性が)信用できないという声が上がっているとあった

写真を見ると日本の会社が輸出したもののように見える緊急事態につけ込んだものでなければいいがスペインなどでは感染対策用のガウンが不足しビニールのごみ袋を代用したりレジ袋をすっぽり頭から被って医療に当たっているものなど悲惨な写真が海外ニュースには溢れている日本ではすでに「コロナの後」の経済対策やオリンピックのことに比重が移っているようで大きな違和感があるこの未曾有の事態をできるだけ個人的な記憶記録としても残しておきたいと思う

文化のねじが壊れている

ಆಪಲ್ 3 colored 」 2020 tempera

オランダの小さな美術館が借りていたゴッホの絵を盗まれたというニュースコロナ禍のため政府の要請により臨時休館中だったらしい

「こんな時に」と憤るより私はこの窃盗犯に拍手を送りたい気分だコロナで気が滅入っているこんな時期にせめて美術館を開館して気持ちを癒す方向に工夫を凝らすのではなく単純に休館するという発想自体にも一矢を報いている気がする大規模イベントはほぼ全て自粛なのにオリンピックだけは来年の開催日も決まったという大きな矛盾アスリートのためなどと言っているが本音はオリンピックにかけたお金の回収とそれを起爆剤に商売に弾みをつけたい経済界からの強い要請が最優先なのは誰でも知っているそういうときに盗んだ絵をたった一人でワクワクしながら間近に覗き込んでいる姿を想像すると犯人の方がずっと高尚な人間のような気がしてくる

フリーランスの音楽家・演奏家舞台俳優などさらに各種カルチャー教室のインストラクターなどがライブやイベントのキャンセル等で生活が成り立たなくなっている文化国家としてこんな状況をほっといていいのかという議論が起こっている従来の失業対策の間口を広げてこれに対応したいという生返事が行政からあるけれど実態は「フリーランス」という言葉の意味さえよく解っていない「ライブ」という語には「感染源」という訳語しか彼らには当てはまらないらしい有名人しか知らない彼らにその有名人がどんな道を辿ってそこまで到達したのかを想像する能力は完全に欠けているらしい

フリーランスで働く人々の一時的な生活困窮のバックアップに失業対策費を援用するというのにその間は「ハローワークなどへ通いできるだけ仕事を見つけなさいこれはそこまでの援助です」という趣旨の説明だ馬鹿かとしか言いようがない「これで生活を安定させ良い時期になるまで一生懸命作曲や練習に励みなさい」というのが趣旨ではないか?どこかに勤めなさい?練習は?画家が個展を1週間やって売り上げが100万円あるとする1週間で100万円なら年間55週間あるから5000万円くらい稼げるでしょうと平然と言ういつ絵を描くと思っているのだろうか想像力のかけらもない絵を盗むのはもちろん良くない。ಆದರೆ、こんな馬鹿と話すよりは犯人との方がきっと深い話ができるはずだ