
春だ。強い寒波は西日本、北陸、日本海側の東北・北海道に及び、警戒が続いている。今夜から明日朝にかけても関東でもかなり冷え込む予想だ。けれど植物はその先の春をしっかり確信しているかのよう。
花の季節が始まる。その予感だけでも暖かくなる気がする。さて、今日は何から始めようか。

春だ。強い寒波は西日本、北陸、日本海側の東北・北海道に及び、警戒が続いている。今夜から明日朝にかけても関東でもかなり冷え込む予想だ。けれど植物はその先の春をしっかり確信しているかのよう。
花の季節が始まる。その予感だけでも暖かくなる気がする。さて、今日は何から始めようか。

L:最近なんだか声が変なんだ。
R:変ならまだマシ。俺なんか声が出ないよ。
L:そうだな。先っちょも切られちゃったしね。あれは枯れてたの?
R:死んではいなかった。でも神経がかなりやられていて、切られた時もあまり痛くなかった。maar、切られた後を見たら、結構瑞々しかったな。自分で言うのも変だけど。
L:僕もいま先っちょがそんな感じ。やっぱり切られちゃうかな?
R:Nee、たぶんもう切らない。まだ生きてるってことが分かったはずだから。もう少し緑にアピールしてたら、俺も切られずに済んだかも知れないが、そんな余裕ない。
L:君が犠牲になってくれたんだね。どう?まだ傷は痛む?
R:ちょっとね。maar、すぐ塞がってくれたから。現金なもので、生きてると分かったら、アイツ急に優しくなって、毎日霧なんか吹くんだぜ。水だけならタダだしな。
今度は溺れるほど、くれなきゃいいけど。アイツら生き物への想像力ってものがないし、頭悪くてきちんと調べることもできないから。O lief、急にストーブの部屋などに連れていかれて、「熱死」させられないだけマシだけど。
繻子蘭のシュンちゃんから昨日聞いた話じゃ、あっちの部屋は20°以上もあるってよ。今の体力じゃ急にはついてけねえよ。

本棚の上の可愛らしいつぼみ。ビロードのような光沢のある黒い葉は繻子蘭。初めは握りこぶしほどの大きさ、2〜300円の小さなビニールの鉢植えだったのに、数年でずいぶん大きくなり、棚からせり出してくるようになった。
邪魔になり、放り出そうかと思う頃になると、それを見透かしたかのようになんとも可憐な蕾を膨らませる。まさに色仕掛け。乙女のような細く白い首に載せたほんのり赤みのある蕾。やがて白い十字の花が静かに開く。その下には﨟たけた黒繻子、縦縞のあだな装い。
植物の世話など殆どしない。忙しいから、ただ見るだけ。文字通りの「目をかける」=世話なら、していることになるかもしれないが。窓際に直径5cmほどのサボテンが2個、去年の夏から瀕死の状態でなんとか生きている。捨てられた鉢を、ダメ元で持ってきたものだ。暑さの中ですっかり干からびていたやつが、今度は冬の寒気に、中の水分が凍りかけている。私は薄情にも、せいぜい夜はビニール袋を一枚かけてやるだけ。なぜか繻子蘭と同じところには置いてやらないのだ。
死ぬか生きるか、水分と保温のギリギリ最低限だけを与えて、結果を観察している。自分が何様のつもりかはしらないけれど。