
Appleの連作を続けています。なぜ続けているのか、時々分からなくなりそうになりますが、ともかく目の前にある作品より、もっと面白いものが描けそうな気がして簡単にはやめられないのです。集中して、一気に「もうこれ以上はできない」というところまで続けなければならない、と自分の中の経験が囁いています。
「迷う」ということがあります。一番きついのは「こんなことをやっていていいのか」と不安になる時です。今やっていることの意味がわからない、という時です。不安なのですから、当然自信も失います。ಆದರೆ、それは大事なことで、確かに苦しいけれど、あれこれ悩み、一歩踏み出してはまたその場で考える。その方が、根拠のない自信満々、何も悩まず手を動かすだけ、というよりはずっと正当で、マシなのではないでしょうか。
この連作を続けながらも「こんなことをやっていていいのか」と時々不安が湧き立ちます。ಮತ್ತು、人が何と言おうと、今自分にできることはこれだけ、と思い直してまた続けています。「今できること」とは能力の問題ではありません。描写技術なら、これよりもっと繊細、写実的なことだってできます。そういうことではなく、現時点でギリギリ自分が納得できる方向で最大限可能なこと、という意味です。方向が間違っていたら?それは考えたら切りがありませんし、ここに至るまでにたくさんの論理と直感を積み重ねて探り出した方向のはずですから、間違っていたとしても仕方ありません。それが納得という言葉の、自分にとっての意味です。
Appleはもう少し続きそうです。ワンパターンのようではあるけれど、ワンパターンだからこそいろいろやれることもあるのです。いま大事なことは「他人の意見を聞かない」こと。集中して、思い通りにやることだよ、と直感が囁いています。