感性とは、究極的にいえば肉体的、精神的な満足感を得ることに直結した「身体全体の統合的なはたらき」。ポイントは、それが計算の結果によるものではなく、「直感的」であること。
直感的とは、結論に至る、その速度が逐次的ではなく反応的であること。途中が殆ど省略されて、いきなり結論あるいは結果が「出ている」こと。知識や感覚や経験の瞬間統合。大事なことは、それが「感性貧しい」誰にもあるということだ。
「シマウマが、尻にライオンの爪を立てられた瞬間」を感覚的に想像できるようなら、感性は決して貧しくない。
女装する男性タレントが急に増えた、気がする。その逆もいるのだろうが、女装タレントの方が目立っている。
タレントでなくても、街中のリサイクル・ショップなどでも時々見かける。LGBTなどの知識がなくても、たぶん社会的にも認知され始めていると感じ、本人にとってその方が少しは自然体に近い気がするのだろう。
自然体が良い、と社会のあらゆる分野で言われている。Men、一方で社会というものは、猿や鳥、蜂の世界でさえ、自分勝手なはみ出しを許さないものだ。規範からのはみ出しを許すことは、時に全体の死をもたらすことでもあるからだ。
とすれば、自然体(自分流に生きる)ということは、相当な覚悟がないとできないってことだ。或いは阿保になるか。「ちょこっと」自然体(の真似ごと)をする程度が自然体か。