

3月26日16時、無事青いカモメ展を終了しました。実行委員のみなさん、お疲れ様でした。出品者のみなさんも長い道のり、そして当番もありがとうございました。ご来場のみなさん、関心を持って下さったみなさん、Дзякуй。
手前味噌ですが、前回の展覧会より多少はレベルアップしていると思います。筆遣いなどの技術的な面はほとんど変わりませんが、主に「構成」に対する考えかたなど、作品化へのソフト面が深化してきたと思います。メンバーの皆さん、もうひと伸び、その方向でアップするよう頑張りましょう。
前回展覧会から一年半、健康面や環境面でも幾多の変化があったと思います。どちらかといえばマイナス面の方が多くなってきているのではないでしょうか。その中で絵を描き続けてきたのは立派ですし、情熱の燃え続けている証拠です。苦しいこともあったに違いありませんが、懸けた情熱と同じくらい、絵から受け取った安らぎや活力もあったのではないでしょうか。絵の世界の深さは、自分が掘り下げれば欲しさげるほど深さと豊かさを増してくるものです。
「他人と比べるのは不幸の始まり」と十数年前にもこのブログに書きましたが、その思いは今もまったく変わりません。大事なことは他人より上手になることではなく、自分の可能性を深く深く掘り下げることなのです。他人と比べるときは、上手さや周囲の評判などではなく、その深さを覗き込んで見てください。WBC決勝戦の直前の掛け声で、大谷選手がいみじくも言いました。「(他人を)リスペクトするのはいいが、それだけでは(自分を)超えられない。わたしたちは今、自分を越えるためにここにいる。(今だけは)リスペクトをやめて、掘り下げることに専念しよう。さあ行こう」。ちょっと、違いましたか?わたしにはそう聞こえましたが。