今日は下北もかなり暑い。お昼前に24°だったから、最高気温は26°にはなったと思われる。昨日、突然漁協から、今日(13日)ウニの解禁をするという放送があった。
今年は海が荒れ、7月に1回しか解禁していないという。yna、7月18日に送って貰ったウニはその時のだったのだろう(7/18「ウニ食べました」、7/19「ウニの歯」)。通常なら7月後半から8月半ばに、ウニは産卵期に入る。資源保護の観点からいえば、この時期にウニを採るのは自殺行為に等しい。それでも解禁するのは、お盆で帰ってくる息子、娘たちにお土産としてウニを持たせてやりたいという親たちの圧力が強いということなのだろう。
お盆準備でたまたま知人宅へ寄ったら、ちょうど海から帰ってきたところだった。採りたてのウニを少しだけ貰ってきた(写真)。黒く見えるムラサキウニの隣は浅瀬に生息する、棘の短いバフンウニ。地元では馬糞などと汚い呼び方はせず、坊主頭の意で、ボウズウニと呼ぶ。ムラサキウニより味がきりっと締まり、微妙で、ずっと美味しいが、市場で見かけることは滅多にない。
このウニは子どもや潜れない女性でも十分に採れるので、漁協に対するお母さんたちの解禁圧力は相当なものだったろう。ボウズウニと、ムラサキウニを適当にミックスして食べるのが至極。水分を取って、塩蔵したウニも絶品である。